うちの子の足を速くしてくれと、先生に結果を急かすのは子どもに悪影響。
かけっこを教える先生に、
「早く」足が速くなるようにして下さい。
って結果を急かすと、
教えられる「子ども」の負担が大きくなるということ。
とくに民間の指導者であれば、
お客さんの需要に応えたい。
応えないと評判を落としかねない。
ということに、
つながるので仕方なく多少なりとも無理をする。
場合がある。
子どもの要望に応えるのではなく、
親の要望に応えるというおかしなことになる。
もちろん子どもも、
足が速くなりたいから習う。
のであろうけど、
本人に合わせて指導をするので。
無理を強いることはしない。
けれど、
お金を払っているのは親。
であれば、
親を納得させる必要が出てしまう。
となると、
子どもには少々キツいトレーニングを課す。
本人の意思尊重はなく、
ロボットのように先生の言うことを聞くだけ。
結果を急ぐなら、
素人の考えや迷いで、
時間を割く余裕はなくなるから。
とにかく指示通りにやらせるのが、
結果を出す場合には正解となってしまう。
スポーツは、
多少なりとも遠回りをする方が身に付く。
のだけれども、
期待し過ぎてしまうのか、
我が子の能力を過信しているのか?
結局は最後は、
子どもが犠牲になる。
もちろん結果は出ると思う。
でも短期間で出した成果は、
プロセスが短い分、
感動的つーかそのことへの思いが薄くなりやすい。
先生のおかげ感が強く残るのか?
親がやれやれと言うから、
仕方なくやったという思いが強くなるのか。
わからないけど、
結果を出せたのは、
自分の力が大きかったとは思えないでしょう。
つまらなくしてしまった大人は罪だと思う。
結果を急ぐと何が良くないか?
と言うのは、
短期間で結果を出すには、
技術的な要素を絞って、
ひたすら教え込むことになる。
自分で技術を得るとか、
コツを掴むと言ったことは無視。
おそらくほとんどの子は、
そう教えられてできると思う。
でも、
ただ教えられただけなので、
自分にとって何が良いか悪いかは分からずじまい。。
これに慣れてしまうと、
運動に限らず何をやるにしても、
誰かの判断に委ねるしかできない子になるかも。
なんて心配も出る。
そうやって育つ子こそ、
運動嫌いになる可能性が高まるから、
早熟させることには覚悟が必要だと思います。