佐藤 剛己(Tsuyoki SATO)

2020年にシンガポールで膠芽腫と肺の転移腫瘍診断、6月の入院翌日に手術で脳腫瘍全摘。7月に帰国し空港近くの病院に入院。その後都内系列病院に通院切り替え、経過観察フェーズ。肺の転移腫瘍は引き続き治療中。ビジネスはwww.hummingbird-advisories.comまで。

佐藤 剛己(Tsuyoki SATO)

2020年にシンガポールで膠芽腫と肺の転移腫瘍診断、6月の入院翌日に手術で脳腫瘍全摘。7月に帰国し空港近くの病院に入院。その後都内系列病院に通院切り替え、経過観察フェーズ。肺の転移腫瘍は引き続き治療中。ビジネスはwww.hummingbird-advisories.comまで。

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最近の記事

Health Update (Toast to Life ver. 2-1)

By taking this opportunity, or actually by taking a close friend advice, would ask you to allow me to send Tsuyoki's health updates. For the 1st episode (of the 2nd series) was an excerpt from my piece written for JBTA, dated on 4 September

    • 人生に乾杯(ver. 2-1)

      本ブログが自身の生存確認になっているという指摘を親友から受けて、version 2として再スタートすることにしました。その第1回目は「NPO法人 脳腫瘍ネットワーク」(JBTA)に寄稿した夏休みの体験記を紹介します。 ーーーーー 2020年6月、移住のつもりで2012年3月に渡ったシンガポールで膠芽腫が見つかりました。当時は失語症、失禁、度重なる頭痛があり、妻に連れられてRaffles Hospitalに駆け込み、その日のうちに入院、翌日手術となりました。幸いにも全摘でき

      • Toast to Life 44 (Social Capital)

        Daisuke Yamanoi, an emergency doctor at a large hospital, phone-called me on Saturday, 22nd. He had made calls many times until then over the year end, but I declined every time for other family engagements. He shouldn't made sudden calls w

        • 人生に乾杯 44(社会関係資本の話)

          大病院の救急医、山井大輔から22日(土)に電話があった。年末から2、3週間ごとにかかってはこちらの事情で断っていた。いや、予告なく突然かけてくる方が悪い(😆)のだが、22日は電話を取りそれまでの非礼を詫びた。親しき中にも礼儀ありである。 画面越しに、ペットボトルのお茶を飲んでいた彼は「それはそうとさ〜」と、Social Capitalの話を始めた。その日、自分の家族に「俺が倒れたらどうするか」という議論をふっかけたというのだ。奥様以外はしれっとしていたらしい。日本でSoci

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        • Somebody else and myself
          14本
        • 他人と自分
          14本
        • Treatment Continued
          6本
        • 続く治療
          6本
        • Medical gap btw here and there
          22本
        • 日本とシンガポール、医療の差
          22本

        記事

          Toast to Life 43 (To Write up Will)

          (Dear English readers, the blog is based on my Will written on July 23rd, 2019 at the time of my receiving a diagnose in Tokyo of a colorectal cancer. It was for the first time in my life, and upon the news flew back to Singapore leaving be

          Toast to Life 43 (To Write up Will)

          人生に乾杯 43(遺書を残そう)

          妻と相談の結果、新年の習いで今年はお互いに遺書を残そうとなった。遺書といっても「今家族に残せるものを記す」という意図による。生命保険、預金、株式、積み立てなど。あらゆるものを記録し、「もしも」の時に残された家族が見て分かる様に、ということだ。こうしてブログを書いている最中にも、保険はアレ、預金はアチコチと頭には描かれているのだが、はて、いつになったら手に付くのやら。 遺書で思い出すのは、2019年にシンガポールの自宅ベッドの上で書いたものだ(冒頭写真はその一部)。当時、壁に

          人生に乾杯 43(遺書を残そう)

          Toast to Life 42 (Son's mid-school exams & season for my year-end parties)

          Now that 2021 is about to end, the issue 42 is dedicated for 2021 look back, focusing on the recent events.   December was my son's exam season. The peak fell into the week starting from the 13th (Monday), and three middle schools of his c

          Toast to Life 42 (Son's mid-school exams & season for my year-end parties)

          人生に乾杯 42(息子の受験、戻った忘年会シーズン)

          2021年が間も無く幕を閉じる今、最近の出来事を振り返りたい。 12月は息子の受験シーズンだった。ピークは13日(月)の1週間、この週だけで3つの志望中学の試験にトライ。結果は2勝1敗、通算で3勝1敗。この「3勝」に本人の第2志望校も含まれているが、我が家の高1の姉は自身が通う学校よりも第2志望校の方が弟に合っていると主張。本人の心は揺れていて、年明けの最終試験を受けようか迷っている。 17日(金)には1週間以上ぶりに地元の公立小学校に戻った。が、帰宅するなり「熱があって

          人生に乾杯 42(息子の受験、戻った忘年会シーズン)

          Toast to Life 41 (Year 2022 Diary)

          A story that may bring you a minor brightness, as I hope.  I keeping diary. The 2022 edition of "Hobonichi Techo" (literal translation is "Mostly Everyday Diary"), which I had ordered online, arrived the other day (photo above). The 6th ye

          Toast to Life 41 (Year 2022 Diary)

          人生に乾杯 41(2022年の日記)

          少し明るい話を。 日記を付けている。オンライン注文の「ほぼ日手帳」2022年版が先日届いた(冒頭写真)。6年目、6冊目。今回の付属物は、以前と変わらぬ3色ボールペンと「こわくないくまのちいさなスプーン」。冊子は前半が週替わりページ、後半が日替わりページで日記にしてはかなり厚い。薄い紙を使っているとはいえ、厚さ1.5センチもある。 シンガポールに渡ったのが2012年春。その少し前からフランスの手帳Quo Vadisを、日本の土屋鞄社製黒革カバーと合わせて使っていたが、カバー

          人生に乾杯 41(2022年の日記)

          Toast to Life 40 (International Brain Tumour Awareness Week)

          The International Brain Tumour Alliance (IBTA, https://theibta.org/)is a UK-based global organization for brain tumor patients, their families and relevant parties. I hadn't known about the group until I had a brain tumor last year. In Japa

          Toast to Life 40 (International Brain Tumour Awareness Week)

          人生に乾杯 40(国際脳腫瘍啓発週間)

          「国際脳腫瘍ネットワーク」(The International Brain Tumour Alliance (IBTA, https://theibta.org/))という英国ベースの世界団体がある。団体を知ったのは、もちろん僕が脳腫瘍に罹ってから。日本にも関連団体の「NPO法人脳腫瘍ネットワーク」(https://www.jbta.org/index.html)があり、脳腫瘍患者や家族向けのセミナーなどを開催。日本政府への働きかけなども行なっている。 先だっての11月6日

          人生に乾杯 40(国際脳腫瘍啓発週間)

          人生に乾杯 39(晴れ、でものち心は曇り)

          一昨日10月12日は脳神経外科の診療日。9月29日のメチオニン(MET)PET/ CT検査の結果、自分の脳には異常がないことを確認できた。一昨日のMRI検査でも異常はなく、これでようやく1年を乗り切ったことになる。主治医の田部井医師からは「肺の治療でもマーカー値は下がっているみたいですし、このまま行くといいですね。年明けの予約分からMRIはふた月一度にしましょう」と言ってもらい、本当にほっとした。「影」の存在を知らされた前回の田部井医師の診察(9月14日)から今まで、生きた心

          人生に乾杯 39(晴れ、でものち心は曇り)

          Toast to Life 39 (Sunny, then cloudy only in mind)

          The day before yesterday, on October 12, came as another consultation by my attending neurosurgeon. The outcome of methionine (MET) PET·CT examination I received on September 29 was also to be announced at the consultation (see No. 38).  T

          Toast to Life 39 (Sunny, then cloudy only in mind)

          Toast to Life 38 (Good Things, Bad Things)

          This week, on September 29th, I had two good things. It was on the way back from an inspection received at a clinic in Makuhari, Chiba prefecture. "K" (pseudonym). It was near JR Chiba Station, and it's a Japanese bar I used to go to when

          Toast to Life 38 (Good Things, Bad Things)

          人生に乾杯 38(いいこと、わるいこと)

          9月29日はいいことが2つあった。千葉・幕張で検査を受けた、その帰りだった。 「K」(仮名)。JR千葉駅近くにあって、毎日新聞千葉支局勤務時代、行き付けていた飲み屋だ。人生で行きつけたと言えるのはここだけになってしまった。記憶を辿るとお世辞にも広いとは言えない店内が頭に浮かぶ。今となっては妙齢のマスター・ママさん2人が切り盛りしていた。最後に行ったのは県庁勤めだったお偉いさんとで、彼は「昨日飲みすぎて」とほとんど飲まなかった。自分は毎日新聞を辞めた後だった。2006年ごろだ

          人生に乾杯 38(いいこと、わるいこと)