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【INTP-AとINTP-T】論理学者タイプの2つの異なる個性

MBTIの16タイプの中でも、特に分析的で独創的な思考を持つINTP(論理学者型)。このタイプは、内向的(Introverted)、直感的(iNtuitive)、思考型(Thinking)、知覚型(Perceiving)という特徴を持っています。しかし、同じINTPでも、その性格特性には大きな違いが存在することをご存知でしょうか。

本noteでは、INTP型の中でもさらに細分化された「INTP-A(Assertive:自己主張型)」と「INTP-T(Turbulent:慎重型)」という2つのサブタイプについて、それぞれの特徴と違いを詳しく見ていきましょう。


INTP-A:安定した自信を持つ論理学者

INTP-Aの最大の特徴は、高い自己肯定感と安定した精神性です。調査によると、実に77%のINTP-Aが「自分に満足している」と回答しているほど、自己効力感が高いタイプと言えます。

彼らは自分の判断を信頼し、他者の意見に過度に影響されることなく、独立した決断を下すことができます。一度決めたことはめったに変更せず、その安定した行動パターンは、周囲からの信頼も集めています。

また、日常生活におけるストレス耐性も高く、環境の変化にも柔軟に対応できる力を持っています。しかし、この強い自信は時として「自己中心的」や「傲慢」という印象を与えることもあり、他者の感情への配慮が不足しがちという課題も抱えています。


INTP-T:成長を追求する共感力豊かな論理学者

一方のINTP-Tは、常に自己改善を追求する向上心の強さが特徴です。新しい情報や他者の意見に対して開かれた姿勢を持ち、それらを基に柔軟に考えを修正できる適応力を持っています。

他者の感情や意見に対する感受性が高く、チームでの活動においても協調性を発揮できます。目標に向かって粘り強く努力を続ける姿勢も、INTP-Tならではの長所と言えるでしょう。

ただし、自己評価が低めで他者からの承認を求める傾向があり、批判に対して敏感に反応してしまうことがあります。また、様々な意見を考慮しすぎるあまり、決断に時間がかかったり、時として不安定な行動につながることもあります。


両者の決定的な違い

両タイプの最も顕著な違いは、自己に対する認識と環境への適応方法にあります。INTP-Aが自己肯定感と決断力の高さを特徴とするのに対し、INTP-Tは柔軟な思考と他者への共感力に優れています。

感情表現の面でも、INTP-Aが感情をコントロールし冷静さを保つ傾向にあるのに対し、INTP-Tは感情の起伏が大きく、他者の感情にも敏感に反応します。このような違いは、ストレス耐性にも表れており、INTP-Aが比較的安定した精神状態を保てるのに対し、INTP-Tは環境の変化に敏感に反応する傾向があります。


まとめ

同じINTPという性格タイプでありながら、INTP-AとINTP-Tにはこれほど多くの違いが存在します。しかし、これは優劣を示すものではありません。それぞれが持つ独自の強みを活かしながら、弱みを補完していくことで、より豊かな人格形成につながるはずです。

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