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【高校】津和野高校1年生「総合的な探究の時間」で”Feel度Walk(フィールドウォーク)”を行いました!

2024年5月17日(金)に、津和野高校の1年生が「総合的な探究の時間」を使い、”Feel度Walk(フィールドウォーク)”を行いました。

Feel度Walkとは、「なんとなく」「とりあえず」「ひたすら」を肯定することで発見の感度を高めるワークのことです。

「自分の興味は何にあるんだろう?」

「自分は何をやってみたいのかな?」

と自分自身に問いかけて、色々やってみて、自分で自分の道をつくっていくための頭と心のウォーミングアップとして実施しました。

「なんとなくセンサー」を発動させて、気の向くままに歩き回る!

1年生45名が「なんとなくセンサー」を発動させて、意味や目的にとらわれない価値観に出会うことを目的に、津和野のまちを気の向くままに歩き回りました。

「なんとなく気になる」

「ちょっとおもしろい」

「なんか変」

そんな心の動きを大切にしながら、五感をフルに使い、発見したものやことを声に出し、写真におさめていきました。

自分の気づきも、ひとの気づきも大切に。

あるグループは、一人の生徒のアイデアで津和野高校から徒歩約10分のところにある「鳴滝」へ向かいました。

鳴滝は、津和野百景図にも描かれている名所の一つで、滝の水は清水としても有名で、飲用水としても利用されてきたそうです。

グループのメンバー同士で自己紹介をしながら歩いていくうちに、草の茎にびっしりついたアブラムシを発見!

「うわっ気持ち悪い!」と言いながらもよく見ると、

「あっテントウムシ!こっちにも!」

「アブラムシを食べに来ているんだろうね…」

と観察しながら次々に声が上がりました。

そこからは緊張もほぐれ、気になったものがあるたびに立ち止まり、声を上げ、写真に撮っていました。

閉店したお店の看板。

アメンボの不思議な影。

家の門があったであろう跡。

川に置かれた謎のバケツ…。

「なんだろう?」

「こうじゃないかな?」

口々に呟きながら、鳴滝へ向かいます。

アメンボの影って不思議…じっと見つめています。


初めて渡る遮断機のない踏切の先には、趣のある神社と大きなイチョウの木。「木漏れ日がすごく綺麗!」とそれぞれが写真を撮っていました。

鳴滝神社に挨拶をし、さらに奥の鳴滝へ。

「わ〜涼しい!」

「水触ってみ?冷たい!」

「光が綺麗」

「なんでこの岩だけ濡れてるんだ??」

「奥に仏像がたくさん祀られてるのはなんで?」

「奥の岩と手前の岩と、種類が違う気がする…」

お互いの呟きに反応しあい、気付きを共有していました。

みんな心が動いたのか、鳴滝の写真を一斉に撮っていました。

Feel度Walkで大切なことの一つは、友人の気付きに肯定的な応答をすることです。

受け入れてもらったことにより、安心してどんどん新しい発見をしていけるようになるのです。



正解も不正解もないからこそ、”探究”。

教室に帰ってからは2つのグループが合同で、発見したものの写真を共有し、一人ひとりの気付きに拍手を送りました。

ある生徒が共有していたイチョウの木漏れ日の写真。

川の流れにも見えるイチョウの木。

それを見た先生が、「社会科的に言うと、なんだか大きな川の流れにも見えるね」と話した感想にみんなが驚いていました。確かにそう見える!不思議ですね。

Feel度Walkには正解も不正解もありません。

津和野高校の”探究”活動である「自分が気になること・やってみたいことをテーマに実際に行動して近づいてみること」の第一歩として、自分自身と向き合う豊かな時間になったのではないでしょうか。

そして、津和野町で過ごす高校生活が、いろいろな人と出会い、楽しみながら、まだ知らない「自分の可能性」を見つける時間となることを期待しています。


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