ごくうが行く:2020年(令和2年)生まれ!?
ごくうの散歩コースに「中学校」がある。中学校の正門前に来ると、道路の反対側の住居近くから、ごくうを見つけて女の子がフェンスに足を掛けて見る。フェンスはちょうど頭一つちょっとが出るくらいの高さだ。
女の子はまだ2歳前後と思われる。「あっ、犬だ」といいながらフェンスに足を掛けた。ちゃんと話ができる。いろいろごくうについて聞いて来たあと、「手に何を持ってるん」と聞いてきた。「これはごくうのうんちを受けるものだよ」と格好を見せる。「ふーん」と言うが納得した様子は見せない。「こうやって救うんだよ」念入りに説明するが、すぐ違う話になったらしい。あまり聞こえない。後ろで親が少女を促した。車で出かけるらしい。
(2才位か)(と、すると、2020年生まれ?)
中学校3年生は2007年生まれのはず。2007年生まれの半数は107才(もちろん、日本がダントツ)まで生きるという研究がある。2020年生まれはどうなるのだろう。頭の中で反芻しながら中学校の運動場の角を曲がると、思い出した。
ごくうが来たばかりの頃、中学校のグラウンドの角地で、同級生が下校するのを待っている中学1年生(中女)に出会っていた。ごくうはグレーシルバーのトイプードルを見つけて親愛の情を示し、次に中女に鼻泣きで近寄る。
小学校を卒業したばかりで、進学校の違いで、会いたくなったという。かなり待っていたらしく、諦めて帰ろうとするとこらだったらしい。自宅から中学校に来ているのに、「帰り道が分からない」という。
近くの団地に住んでいるという。場所と姓まで話した。「明日も同じ時間に来る」というが、「多分・・・」と言うので、翌日はごくうに散歩道を選ばせた。
しばらくして、同じ散歩コースを歩いていると、グレーシルバーのトイプードルを連れた夫婦に出会った(その1回のみ)。こちらは心の中で「えーっ」と驚いていたが、夫婦はそのようなことは知るわけはない(しかし、ごくうをしっかり見ていた)。
中女とはその時以来、出会ってはいない。今、考えると、2004年(平成16年)生まれか。もう高校を卒業する年になっている。6年を経過していた。ごくうの散歩コースから団地が見え、中女の家も見える。同い年生まれの半数が100才を越える可能性は高い。
この後、今日は犬のお友達、ラナちゃん、ニハルちゃん、ニコルちゃん、ココちゃん、てっちゃん、しんちゃんに出会う。多くのお友達犬が散歩に連れて行ってもらっている。そうそう、忘れてはいけない。散歩道にある。ダブルインカム・ツーキッヅのお家で可愛がって貰った。出会っているのに、なかなか可愛がってもらえる機会がなかった。
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彼女らを含めて、人々の生存環境としての地球は温暖化に見舞われている。言うまでもなく、温暖化は地球規模で解決していく必要がある。しかし、今回のRU戦争を契機に、グローバル化の連鎖が断ち切られ、エネルギー危機に直面し、石炭の復活利用や原子力の再利用など、逆流現象も引き起こされている。
「混迷の世紀」の一節に、気候変動は、もはや環境問題に留まらず、経済・安全保障・移民・平和など多面的に影響している、という。その前提で議論を行うべきであると訴える。