見出し画像

縦書き「飾り罫」の例

※画像:斎藤美奈子「旅する文学」『朝日新聞』2024年9月10月5日から部分、飾り罫の例として。

『朝日新聞』がやってきた。ちょうど「罫」は「なにもの?」と考えているところに。※「罫」は直截的に言えば、「区切り」。単純なものは「罫線」(例:細い線)だろう。罫線は多様化している。

古い洋書の中にも「飾り罫」というかどうかは別として、古い装飾型アイコンが飾り罫として利用されている。横書き本を訳せば、縦型記述になるものが多い、ちょいと不便だが。そこにも反映されている。

飾り標題「旅する文学」に著者名・斎藤美奈子。この回は「鹿児島編」

17面「読書欄」の右側だが、コーナー名称は記述されていない。「旅する文学」そのものか。飾り標題の下に横型飾り罫。何という名称かは知らない。紐を表彰としているのか。「紐飾り罫」か。

本文「鹿児島編」には、2か所の「縦飾り罫」が挿入されている。この記事には10の段落(パラグラフ)がある。最初2つの段落の後に、紐型飾り罫が、区切りとしてか、入れられている。書の紹介が、5点ほど段落を置いて紹介され、その後に、同じ「縦飾り罫」が挿入されている。最後に、3段落で書1点が紹介されている。舞台を再び鹿児島に戻しているので、飾り罫で区切って示している。

飾り罫は、記述意図にあわせて用いられている。文書ソフト・アプリが普及し、スマホが普及してくると、持ちいる罫線も多様化し、飾り度も多様化してくる。

イヌタデ・箸休めか、目の保養か

上記は新聞の記事に関するものだが、デジタル版紙面でも読むことができる。「朝日新聞・DIGITAL」があり、有料だが、写真はカラーで見られる。