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ごくうが行く:Z世代は子供時代にペットがいたかも

ごくうはいつも通り団地の入り口に差し掛かると、熱心なマーキング。日本一長いマーキングかも知れない。ようやく坂を下るコースを選んだ。いつものように、交差点まで出ると、川筋に向かって歩いて行く。橋まで来ると、また長いマーキングをする。

お大師堂の方向から時に出会うシルバーに出会った。軽く会釈する。相変わらず、キビキビと歩いている。しかし、皺が増えているようだ。

ごくうは妻が付いてくるときには、お大師堂コースを選ぶことが多い。妻がお大師堂にお参りするのを頭に入れているようだ。川筋を下りながら、先ほどのシルバーから連想した。

いつも秋冬にはよく散歩が同期した90才を前にした人に出会っていた。出会えば、遠くからでも手を振って応える。夏にはほぼ出会うことがないが、秋になると、時に出会う。(まだ、今年は出会えないな~)頭の中で繰り返す。

お大師堂でお参りを済ませると、ごくうはさくら(先代犬)と同じコースを散歩する。空き地があり、電柱がある。さくらも電柱に寄っていた。ごくうも抜かりなく電柱に寄っていく。

いろいろな出来事のあるコースだ。このコースからごくうが開拓した団地への間道コースがあるが、ごくうは散歩の狙いがあるのか、そちらに向かわず、コンビニの方に向かって歩き出した。団地から降りて来るもう一つの道を横断しょうとすると、カップルが降りて来る。男性は自転車を押している。

横断せずに待っていると、女性がごくうを見つけて「かわいい」と呟く。男性も自転車を押すのを弛めて覗き込む。女性が笑顔で「めっちゃかわいい」と発する。男女のカップルはもうα世代(2000年以降の出生)か。Z世代よりも若そうだ。

ペットブームは第1次(1980-1999年初頭)・大型犬(ラブラドールなど)がブームだった。第2次(1999年初頭以降-)・小型犬(ミニチュアダックスフント・モモちゃんがいる、チワワ・CMがある、など)がブームだった。

第1次ペットブームの時には、犬は番犬からペットに、第2次ブームの時には、ペットフードが普通になり、ペットグッズが揃った。

団塊ジュニアは子供時代に、ペットがいた可能性が高い。Z世代もペットとしての犬や猫が共に育ったかも知れない。犬は一緒に生活すれば、もう家族代わり、友達並みになっていただろう。

正月になり、お隣さんが帰省して来た。α世代は目の前に来た。もう3才だ。生まれる前からペットがいた。歩く前から犬と遊び、犬も子供達と遊んでいる。ごくうは子供が連れてきた犬と腰が引けているが、一緒に遊んでいる。

前を通り過ぎていくカップルも結婚すれば、お決まりのようにペットと暮らすかも知れない。

ごくうの夕食はコープが素材を運んでくれる。今日は来ていない。もう素材がない。買いに行かなきゃ。いつもより早く家に帰る。ごくうは不服顔。急いで帰ると、玄関にコープの届け物が。食べないごくうも今夜は2回に分けて食べた。(ホッと安心)