妻の記録:はじめての焼きめし
妻は、ある日、突然、焼きめしが上手になった。食して驚き、料理一番の称号を贈った。それからしばらくして焼きめしが用意されたが、一番には届かなかった。二番とするものが料理され、三番とするものが料理され、一番をなかなか越せない。焼きめしは単純だが、なかなか難しいものだな、と刷り込まれた。
妻が右手首を打ち身して2ヶ月と3週間になろうとしている。手の浮腫もかなり治まっているが、まだ手首を曲げることができない。
妻はご飯が好きだ。白米だけでも食べるし、神様・仏様にご飯をお供えする。そのお供えご飯を、しょっちゅうそのままにしておくことがある。当然固くなり、お茶漬けのようにして食べている。
あれだけ好きだったご飯を食べきれず、残すようになった。一因は、自分では作らないので、副食が美味しく、副食をよく食べる。料理を作る夫は自分で料理を作るので、量も少なく作り、料理することで食欲が少し落ちる。結果、体重が落ちる。
とうとう、3日分のご飯が余った。優に二人分はある。もうお茶漬けで食べるには限界だ。焼きめしにチャレンジしょうと言う気にもなっていた。
「焼きめしを美味しくしていた秘密は何?」
尋ねると、
「昆布顆粒よ」
昆布顆粒の袋を示し、
「二人分なら半分ね」
やってみることにした。
・フライパンで鳥の挽肉+塩コショウ+バターで炒める。実際にはオイルを敷いた。
・ニンジンをみじん切りしてチンしてフライパンに
・少し置いて、タマネギをみじん切りしてチンしてフライパンに
<しばらく炒める>
・昆布顆粒を投入:量が重要なようだ。できあがり二人分で半分の昆布顆粒、偶然うまくいった。
・ご飯を投入。混ぜる。
・ほぼ炒まったら、フライパンの真ん中は焦げやすいので、真ん中を避けて周囲に集める。
・醤油を適当に(量明記は難しい)周辺と真ん中に。
・よく混ぜる。混ぜたら、香りが良くなる(重要)のを待つ。
<香りが良くなったら適宜>
・フライパンの真ん中は焦げやすいので、真ん中を避けて周囲に集める。少し待つ。
・完成したら、お皿に分ける。
このやり方で、妻の焼きめし2位を越えた。しかし、1位には及ばなかった。
*シマヤ・商品紹介(見出し画像と異なる)
https://www.shimaya.co.jp/lineup/cat179/cat184/11.html