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ごくうが行く:偶然?

10日前、夏が近づき、日没が遅くなってきた。ごくうの散歩も遅くなる。6時前に出かけると、女子中学生に玄関を出た途端、出会った。初めて見る中女だった。ごくうは中女を見るなり、鼻泣きする。中女も応えてごくうをかわいがる。それから3度出会っている。珍しい例だ。

今夕も6時過ぎになった。しかし、土曜日。妻が同行するときには、ごくうはお大師堂コースを選ぶことが多い。しかし、今夕は行きたいコースを選択した。ビーグル犬が前に2頭いる。1頭は3回目の出会いだ。ヒットあんどアウエイで、ごくうに近づいては離れる。ごくうはやり過ごしている。

ごくうはヤマツツジコースに強引に行き、お大師堂コースに舵を切った。いつものようにさらに遠回りするかと思ったが、素直に家に帰るコースを選択した。コンビニを回り、交差点で迷うこともなく家路に!(いつもは別コースを辿ろうとする)

団地に戻ると、団地内を回るという。散歩距離が短いのでごくうに任せて坂を上がって行く。ちょうど中程で、中男が一人壁打ちをしている。ごくうは躊躇して別のコースを選ぼうとした。しかし、すぐに思い返していつものように坂を上がって行く。

人だかりを見つけると、ごくうは自然と寄っていく。親元から帰るのか若い家族が4人、帰り支度をしている。中学生の娘が二人、帰り荷物を運び込んだらしい。ごくうを見つけると、娘二人はごくうを撫でに掛かる。ごくうも鼻泣き。しかし、親が目配せする。娘二人は早々に丁寧に礼を言いながら家に荷物を取りに行ったようだ。諦めも早いのがごくう。さっさと次のコースに。

残念ながらお友達のワンちゃんはいない。ごくうは団地を周回するように歩く。家への角を回ると、先ほどの家族の車が走り去っていく。ごくうは意にも介さず、玄関へ。足を洗い、口を漱ぎ、身体を拭いて、居間にダッシュ、しなくなった。フローリングで滑って以来、抱きかかえられてカーペットに降ろされる。しかし、ガムは飛んでくる。