ごくう日記:笹がカゴになる?
籠の画像:籠の8号編組製品の復元品(東村山市)
ごくうの散歩では、団地を出ると、上に上がるコースと下に下りるコースがある。気分次第ではなく、確かに意思を持って選んでいるようだ。団地出口で、盛んにマーキングする。3分はしているようだ。マーキングを終えると、確信に満ちた表情で、踵を返すと歩き出す。今日は上のコースを選んだ。上のコースを上がったところが中学校である。
中学校の角を曲がると、旧山陽道だ。よくパピヨンのビビちゃんと出会う。出会うと、ときに同じ方向に歩き出す。中学校の裏門辺りで、数本のコバノミツバツツジの生えているところがある。
その奥へと続き、木々に混じり、山際に沿って笹藪が30メートル以上続いている。旧山陽道を挟んで向かい側にも笹藪が植栽されているかのように10メートル超で並んでいる。笹は列をなして密集し、一部はこんもりと密集している。ちなみに、笹藪はまだ他に2カ所ある。
笹藪はアズマザサの可能性が高い。ササの高さは、人間の背丈を超え、3メートルを超えている。ササの直径は2センチ程度で、細い。竹は皮が落ちるが、この笹の皮はある期間は保ち、あまり落ちない。
縄文時代には、(今、考古学上確認できるものとして)1年ものの若いアズマネザサを利用して、カゴが作られてきた。しなやかなカゴである。一般的なカゴはプラスティックの容器や、製品が作られてからは廃れていった。
ごくうはこの笹藪がお気に入りである。数回、ビビちゃんと仲よくランデブーしていた。