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ツツジの蕾と裂開

調査中のツツジ。オシベは7本から10本で、不定である。オシベの長さも不定であり、長いオシベも、短いオシベも長さが揃っていない。花弁はヤマツツジよりも大きく、花色は紅紫色であるが、通常のヒメヤマツツジよりも淡い。蕾には比較的長い腺毛が密集して見られた。

初春の蕾の下はやや黄色みを帯びている。同系統のツツジにさらに黄色みが濃いものがある。

蕾はしっかりと越年葉で覆われている。落葉しているわけではないが、紅葉している。腺毛が蕾と枝に見られる。葉の先端には「水孔」とみられる赤い突起がある。

Note ツツジ 蕾

まだ残っている実は赤く、見事に裂開している。タネを飛ばした後に、メシベの子房が残っている。

Note ツツジ 裂開