香箱座りの子猫が宙に舞う
子猫は、香箱座りが大好きで、家でいつもその姿勢でくつろいでいました。成長するにつれて、体も柔軟になり、じゃれたり、いたずらに走り回ります。飼い主の大事なものに爪をかけると、怒られ、隙間に逃げ込んだりすることが増えました。高いところからジャンプするのも得意になり、まるで小さなハンターのようでした。
ある日、子猫は飼い主と一緒に公園へ。外に出ると、新しい匂いや色とりどりの花々に驚き、ちょうちょうを追いかけたり、友達の子猫たちとじゃれたりして、遊びに夢中になりました。疲れると、いつものように香箱座りをし、周りの景色をゆっくりと眺めていました。
そんな時、子猫は滑り台にちょこんと座らせられました。子猫は少し高いところが怖かったのか、おろおろしています。飼い主が優しく声をかけているとき、突然、空から大きな影が!トンビが滑空しながら子猫に近づいてきました。
子猫と飼い主は驚き、子猫は反射的に滑り台から飛び降りようとしました。子猫は見事なバランス感覚で体を回転させ、ふわりと地面に着地しました。まるで空中で踊っているようでした。トンビは残念そうに遠くに飛び去り、子猫は飼い主の方を向いて得意げな顔。
飼い主は、子猫の成長に感動しました。
「すごいね!まるで小さな忍者みたいだ」
子猫は嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らしました。
子猫は、これからもたくさんの冒険をして、大きく成長していくでしょう。そして、いつまでも飼い主を笑顔にしてくれるはずです。
…その子猫の名前は、ブウニャンです。