ここはどこ:ハリネズミの住処? in イギリス
画像:NHK「ダーウインが来た!」から。
ハリネズミの分布は、広い。ヨーロッパ、アフリカ、中近東、東アジア(大陸)、ロシア、インドなど広域である。※日本は外来種。
名前通り、ハリネズミの背は体毛が変化した棘で被われている。何かあれば、くるりと丸くなり、棘で覆われているように見える。エサ取りの争いに負けたときにも丸くなって「負け」を認める。
ヨーロッパハリネズミは、イギリスでは、民家の庭に現れる。目は見えにくいが、嗅覚が優れている。玄関前に置かれた「猫の餌」を食べ、野鳥のエサ台の下に来ると、野鳥が食べるときこぼしたタネを漁る。
もともとハリネズミの住処は森林地帯、森の大半が失われ、農地(境界を示す生垣あり)に変わり、農地も近代化で生垣が失われ、住処が失われた。
住処を変える必要が出て来て、住宅街に。なぜ。家々が数珠つなぎに繋がり、ガーデニング好きのイギリス人、庭がある。昆虫が集まる。これはイギリス人にとって僥倖、だってハリネズミがイモムシやナメクジを食べてくれる。環境にやさしい害虫駆除!ハリネズミは受け入れられた。