宮島の揚げもみじ饅頭を1人前、二人で
画像:紅葉堂から
「鎌倉殿13人」が毎週放送されるようになって、宮島の番組が多くなっている気がする。宮島には原生林が残っており、ツツジの自生も見られる。コバノミツバツツジやヒメヤマツツジを見ることができる。
特に、宮島に「附属宮島自然植物実験所」が設置され、ヒメヤマツツジは標本木がごとく扱われ、ネームプレートが付けられている。ヒメヤマツツジはヒコバエや小枝が多く出て多少うっとうしいが、花弁の綺麗さは光に透かしてみると納得させられる。
後輩同僚が赴任して宮島を見学したいというので、同行した。植物ではないが、宮島には観光客以上・地元の人以上の知識があった。見学しながら楽しく聞いている内、観光客と同じように「宮島表参道商店街」に差し掛かった。
当時、「宮島の揚げもみじ饅頭」が評判を高めてから数年を経過していた。
「食べていこう」
同僚は先に立って店に入った。時間が違うのか、それほど客がいるわけではなかった。
「1人前」
といいながら、指を1本立てて注文した。宮島の揚げもみじ饅頭が2個程竹皿に出て来た。同僚と1本ずつ食べる。決して手持ちがないわけではない。
物足りなさはあったが、少し熱めの「揚げもみじ」はほっこりとして、香ばしい美味しさを醸し出していた。