ここはどこ:マル島 in イギリス 緑閃光=グリーンフラッシュ=緑の光線
画像:Vinegar作
マル島はスコットランド西海岸にあり。柱状節理はタモリもよく知っている。
調べてみると、観光地にもなっている。人口は少ないが、観光客が来る。この島は、オジロワシを始め、250種の鳥たちの営巣地となっている、という。ミンククジラ、ネズミイルカの仲間やイルカなどの水棲生物がマル島からのボート・ツアーで見ることができる、という。
このマル島には、なんと青銅器時代に人が住んでいたという。
映画でも登場する。なんと、なんと。単に「マル島」というだけある。
このマル島から西の海で「緑の光線」が見えるという。海を隔てた西の先では、フィンガルの洞窟で知られている「スタファ島」がある。「緑の光線」を見るには気がかりの島。遮るものがない時、ちゃーーんす。(下記本p. 262)。
と、思ったら、アイオーナ島(マル島の西方面、少し南、島自体は邪魔にならないが)の水路から、船が風に押されて上がる可能性が、ヤキモキ。
太陽は西に1個分落ちるのに、多分、3分未満。短い時間の勝負。さらに、緑の光線が見られる瞬間は、瞬きもできない、それほど短い時間。本では、1秒の4分の1、短い!
マル島、スタファ島の最前端の岩場(潮時に寄り波を被る)を射る。焔につつまれたように深紅に染まる。西の空と海の境に、太陽の上部の孤がほんのわずかにに残っている。見物人の眼差しに、「液体の翡翠とでも言いたいような何ともたとえようのない色がしみとおった」。(下記本p. 206)。
ヒスイの液体色。夕陽に染まるヒスイの緑。
・本
・ジュール・ヴェルヌ著/中村三郎・小高美保訳(2014年)『緑の光線』文雄社、Jules Verne(1851) Un drame au Mexique.イラストはJules-Descartes Férat。
・参考:Vinegar作