「覚悟」
どうも、漫画クリエイターのツツ改め、漫画家のたにかわつかさです。
つい昨日の話、僕はSNSなどのアイコンをイラストから顔写真へ。活動名義を「ツツ」から「たにかわつかさ」へ。と変更致しました。
今回は「何故アイコンと活動名義を変更したか」についてまとめたいと思います。
1.挫折
個人的に、この変更は結構思い切った行動でした。
僕は2019年4月1日から「ツツ」偽名でイラストアイコンを制作し、活動をやんわりと始めました。
「漫画家になる!」とみんなに言ってフリーになったはいいものの、漫画家への道がいかに遠いか、頭では理解していました。漫画は自分なりに一生懸命描いてきたつもりでした。何度も挫折して、それでも諦められなくて、バイトをして生活費を稼ぎ、彼女もいて、なんとなく幸せ。
そんな毎日がしばらく続きました。
特に最近は心が折れかかっていて、体もあまり動かず、挙句の果てには「もう就職してしまおうか。」と本気で思いました。2020年の5月終わりから6月にかけてです。
「頑張っても結果は出ない。もう嫌だ。」
そう思っていて、彼女の前で泣いたり、死ぬほど黙り込んだこともありました。作業も何日もサボり、ずーっと悲しめの曲ばかり聴いていました。(#情緒不安定か!!)今見ると、ガチガチの挫折ですね。笑
でも、やっぱり諦められなくて、自分は漫画が大好きで。そんな挫折中にさらに悲劇は舞い込みます。
2.資金が底をつく
元々バイト生活で貯金もほとんどない、のにも関わらずコロナ大流行直前、友達とヨーロッパ旅行へ。ざっと40万くらい使いました。そこからさらにおばあちゃんの残した古民家を開拓し始め、機材を一式揃えたら、恐ろしいほどにお金が吹っ飛びました。
さらにさらに、そんなことをやっている間に6月。彼女の誕生日がやってきました。挫折真っ最中で、地獄みたいなメンヘラ発動中の僕を、会う度にあげましてくれた彼女ちゃんにはいい思いをさせたくて…
奮発中の奮発をかましてしまいました。(やりすぎだって本人にちょっと怒られました。笑)
これを引き金に、完全に資金のそこが見えました。そこからはお金がないせいで、負の連鎖が続きます。
彼女には「お金がないから外食は控えたい」と言ったり、「なんで親は助けてくれないんだろう」と人のせいにしてしまったり、挙句の果てには誘ってくれている飲み会に腹をたてたり。(#自分で行くって言ったのに理不尽極まりない!)
ここで思いました。
「お金がないと全部ダメになるなぁ」と。
それと同時に「今のバイト(コンビニ)をしてても漫画家には一歩も近づいていない」ということも気がつきました。いや、ずっと気がついてはいたのですが、目先のお金に目が眩んでしまっていました。
そんなお金がなく心が死んでいってる中、とてもアホな僕は、デザイン学校のお手伝いを始めました。大学の頃、非常にお世話になりまくった先生が困っているとのことで、割と急遽です。
でも、デザイン学校のお手伝いは僕の「経歴」がないせいで、正式には雇うことができず、しかも正式じゃないからちょっと問題みたいで…そこまでのお給料も望めません。(なのに給料を出してくださる恩師には頭が上がりません。)
お金がなく、何か自分にあるものを探していたのに、気がついたのは自分の経歴のなさでした。
もう、どん底ですね。笑
自分には彼女も、恩師も、友達も親も。誰一人として助けられない。そんな現実が重くのしかかってきました。ここで常人は完全に諦めるターニングポイントだったのですが、自分は思ったよりも「アホ」でした。
「やってやる。」
3.ここから
さて、どん底はもう終わりです。7月は自分の誕生日の月。どん底を味わった僕は、ここから挽回することに決めました。
まずは宣材写真をとって、活動名義も本名に変えることに決めました。
変えようと思った理由は「偽名とイラストアイコンだと、信用されにくいな」と思った点です。この情報が溢れた時代で大事にされてくるのは「どんな情報か」じゃなく、「誰の情報か」だと思ったからです。
なので早速彼女ちゃんに宣材写真をとって欲しいとお願いをし、7月1日に昼から集まって、宣材写真を撮る予定をたてていました。
ここから運命の歯車が動き出します。
宣材写真を撮る日の午前中、カメラマンとして仕事をしてる友人から「撮影の協力をしてくれないか」連絡があり、好きな友達だったので即OKしました。(#友達選ぶクズ)
その撮影は今回の宣材写真とは全く関係がなく、本当に手伝いでした。その撮影も無事終わり、昼ごはんを食べた後解散かと思われたその時、その友人の働いている会社の社長さんが「僕らの笑顔の写真を撮りたいのでよかったら協力してくれ」と連絡があり、本当にノリで行ってみることにしました。
そこで出会った社長さんが、本当に素敵な人でした。
4.出会い
社長さんはとてもダンディなイケメンで(ガチ)、写真をとった後にコーヒーまで奢って下さって、初対面の僕らにとても丁寧な対応をしてくださいました。(彼女もいたから"僕ら"だよ!!)
コーヒーを飲みながら少しお話をさせていただいた時、僕がふとしたきっかけで「西野亮廣さんのオンラインサロンに入ってて…それがすごく面白くて…」と呟きました。すると「実は僕も入っていて、本人とお酒を飲んだこともある」と社長さんが。
もーそこから僕の興味はしんしん!!!
まずオフラインでサロンメンバーさんとあったのはこれが初めてで、しかも社長さんで。すごく話がはずんでしまいました。(オンラインサロンの人と話が弾むって嘘だとい思っていましたがあれはガチでした。)
弾んだと言っても、僕がひたすら聞きたいことや挑戦してることや会社のことについて聞きまくっていたのですが、そのお話は本当に面白くて、勇気が湧いて、僕の挑戦を肯定してくれて。
うれしかったです。
「漫画家を目指しています。」
そう言っても大半の人が「いいじゃん!」といいながら、僕の挑戦を本気で肯定してはくれません。(#多分そんなことない、僕がネガティブなだけ!!)
でも、社長さんは「大事なものを忘れずに、自分はどうなりたいのか、なぜそれをしたいのかを忘れずに、しっかり考えて挑戦したらいい」と肯定してくださいました。
本当にカッコ良かったです。
「全員幸せにする。」という、社長さんの言葉は本物だと思いました。(#ちなみに一度しか会ってない)
こうなりたいと、素直に思いました。
5.友達の力
そして、帰り、チラッと宣材写真のことを言うと、なんとその友達(プロのカメラマン)が僕の写真をとってくれることに。
そしてとってもらった写真がこちら。
(彼や社長のSNSなどを宣伝していいのか分からないので、許可をとったらリンクなど追加します!!)
最初、僕は白バックにスーツとかのお洒落でカッコいい写真を撮りたがっていましたが、みんなに「お前にそれは似合わん」と言われてこうなりました。めっちゃいい写真でしょ!?でしょでしょ!?
素敵な時間をいただいてしまいました。その友人、そして社長さん、本当にありがとうございました!!
6.一歩前へ
こんないいスタートを切れたのは、こんな僕を大切にしてくれる周りのみんなのおかげです。そんなみんなに恩返しがどうしてもしたいです。
だから、一生懸命、少しずつだけど頑張ろうと思います。
だから応援してください!!(#突然厚かましい!!)
と言うことで今回は「何故アイコンと活動名義を変更したか」について書かせていただきました。なんか、素敵な体験だったので記録に残したくて。とにかく、めっちゃ頑張りますのでこんな僕ですが、よろしくお願いします!!
それでは以上、ツツ改め、たにかわつかさでした。