自分がアナログ盤を初めて手に取ったのは確か2010年の春だったと記憶している。なんとなく音が良いと聴いていたこと、まだCDが世に存在していなかった頃の時代の音楽を聴くことが多いことが理由でなけなしのお金をTechnics SL-1200mk3につぎ込み、自分のアナログ盤収集人生が始まった。
それから約2年後、Record Store Dayというイベントが開始される。毎年4月の第3土曜日に開催されるこのイベントでは限定版のアナログ盤が発売され、その他にそれぞれの販売店でイベ
THE STARSの中心人物である石原洋は自分にとって"音楽とは"ということに真摯に向き合うきっかけとなった人物である。まだ大学生だった頃に知ったゆらゆら帝国というバンドは今まで聴いてきた音楽とは出自がまるで異なり、全てが新鮮だった。それからフロントマンである坂本慎太郎が紹介しているミュージシャン、アルバムをひたすら聴きあさる日々を送ることになる。
石原洋に出会うまでそう時間は要しなかった。ゆらゆら帝国のプロデューサーであり、サウンドメイキングの要として活躍していた彼がWh
最初の記事で2015年一番聴いたアルバムはPIZZICATO ONE『わたくしの二十世紀』と書いたが、多くの人は2015年はブラックミュージックが面白い年であったと言うだろう。
D'Angelo And The Vanguard『Black Messiah』の発売をきっかけに(正式には2014年12月だが、このアルバムが2015年の幕開けとなったのは間違いないだろう)the Internet、Kendrick Lamar、Lianne La Havas、Tuxedoなど挙げ