空白、、、「空白」
それは沿道で燃える
強く握って離さない
「理解」という名前ではずれていく
曇り空をじぶんの味方にして
「廃止」の声が遠くから伝わってくる
まのびしたエンドウ豆の灯に似て
ワイシャツの襟を正して立つ
それは100人の偉人で発足した
「記念」はどうしても枯れ木に似てしまう
エンジンによる指導だけを繰り返して
大きな街が小さな街に縮んでいく
ふいの「読点」に転びながら
幾枚もの「面」の話に
こころは行き先を失い
締め切りだけを持って逃げ回っている
明日が開けるのが怖い
恐怖の一辺が欠けている街の練習場で
ゆがんだ「壁面」を夢がぐるぐる走り回る