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ワーママ3年目。子どもがかわいい、仕事が楽しいと思えるまでの2年間を振り返る

育児をしながら仕事をする、いわゆるワーキングマザー(ワーママ)になって、今年の11月で3年目になりました。

これまでの育児と仕事の両立を振り返ってみようと思います。

私は子どもが0歳6か月のときに、今の会社で仕事を始めました。職業はライター・編集者です。未経験からのスタートでした。

平日は子どもを保育園に預けています。

夫は接客業で平日休み、土日は私のワンオペ育児です。

保育園の洗礼。病気をもらいまくって毎月休む(0歳6か月〜0歳11か月)

保育園に通い始めると、いろいろな病気をもらいます。

「保育園の洗礼」というそうです。

ノロウイルス、インフルエンザ、風邪…。

子どもの看病のため、そして子どもの病気が自分に移るので自分も療養するため、毎月1週間ほど、お休みをいただいていました。

仕事の内容はライターとして記事を書くことです。未経験だったので右も左も分かりませんでした。

子どもにとっては生まれて初めての冬。私にとっては初めての看病です。

正直こんなに休むことになるとは思っていませんでした。仕事の成果を気にして、毎日かなり焦っていました。

出社できるときは可能な限り前倒しで仕事を進めました。

通勤中や寝かしつけの間に、頭の中で記事の構成を考えたり、Googleドキュメントのスマホアプリで原稿を書いたりしていました。

子どもの看病で出社できないけれど自分が元気なときには、リモートワークを認めてもらいました。(自分が病気のときはダメです)

リモートワーク中に打ち合わせがある場合は、Skypeで参加しました。子どもを抱っこして立ったまま会話することが多かったです。今となってはいい思い出です。

時短勤務 → フルタイムにチェンジ(0歳11か月〜)

年度が変わったタイミングで、時短勤務からフルタイムに変更しました。

理由は収入を上げたかったからです。

一般的に、時短勤務にすると収入が減ります。

たとえば、8時間→6時間の時短勤務であれば、単純計算で基本給が4分の3に減ります。

残業がないので、残業代はありません。

我が家は認可保育園に入れず、いわゆる待機児童だったので、認可外保育園に入れていました。保育料は月10万円でした。(園によります)

そこに先ほどお話したとおり、病気による欠勤が重なって、お給料 < 保育料の月が続きました。

フルタイムにすると成果もそれなりに求められますが、時短勤務の間、病気で休みつつもなんとかアウトプットできたので、大丈夫だろうと判断しました。

勤務時間については、フルタイムになるときに裁量労働制になり、出勤時間も退勤時間も自由になりました。なので、時短のときと同じ時間に出退勤しています(実働6時間)。

育児中でも飲み会に行っていいと気づかせてくれた福利厚生制度(0歳11か月)

この時期、初めて会社の飲み会に参加しました。

年末にも会社の忘年会があったのですが、子どものために一刻も早く帰らなければならないと思っていたので、参加を見送っていました。

その後、飲み会の間のベビーシッター代を会社が負担してくれる福利厚生制度ができました。

そのお知らせを見て気づきました。「育児中でも飲み会に参加していいんだ」と。

我が家は夫が平日休みを飲み会の日に合わせてくれるので、その福利厚生制度を利用したことはありませんが、それからは会社の飲み会に参加するようになりました。

認可保育園に転園。慣らし保育を0からやり直し(1歳4か月)

ずっと待機児童で、認可外保育園に通わせていましたが、近所に新しくできた認可保育園に入れました。

保育園に入るときは、環境の変化による子どものストレスを減らすために「慣らし保育」をします。

初日は午前中だけ。2日目はお昼ごはんまで。3日目はお昼寝まで。4日目はおやつ…と、少しずつ保育園で過ごす時間を伸ばします。

新しい保育園でも慣らし保育が5日間ありました。

このときもリモートワークを認めてもらい、3日間はリモートワーク、1日は夫が休みのため通常どおり出社、1日は早退という形で乗り切りました。

私も子どもも認可外保育園で慣れていたので、スムーズな慣らし保育でした。

イヤイヤ期スタートでもう無理!夫が時短になって乗り切る(1歳5か月〜1歳7か月)

1歳6か月を前に、子どもの自己主張が激しくなりました。いわゆるイヤイヤ期の始まりです。

保育園にお迎えに行っても帰りたがらない。家の前に着いても玄関に入りたがらない。

無理に家に帰ることもないかと思い、家の周りの散歩をしますが、子どもの気持ちはおさまりません。

夜ご飯もイヤイヤ。今までイスに座って食べられていたのに、歩き回って全然食べません。テレビをつけて気を引かなければ食べさせられない状況でした。(アンパンマンには頭が上がりません)

帰ることも家での夜ご飯も諦めて、歩道橋の上で車やバスを見ながらマクドナルドのパンケーキを食べさせたこともありました。

季節は秋。どんどん寒くなってきて、このまま帰らない生活を続けるわけにはいきません。

外食費はかさみ、子どもの寝る時間は遅くなり…。これでいいのか?私の接し方が悪いのか?悩んでも答えは見つからず、精神的につらい日が続きました。

夫と話し合って、夫が時短勤務になり、出退勤を私と同じ時間に合わせてもらいました。

大人が2人いると、子どもを説得しやすくなりました。子どもが納得しない場合でも、1人が子どもの相手をして、もう1人が家事などをできるので、ずいぶん楽になりました。

何より、ぐずる子どもを見て「ダメだこりゃ」と目配せするだけで、精神的に救われるようになりました。

イヤイヤ期には波があり、その後も落ち着いたりイヤイヤしたりを繰り返していますが、この時期が1番つらかったです。

夫の時短勤務は今でも続いています。

保育園の洗礼とは何だったのか。ほとんど休まなかった2回目の冬(1歳7か月〜1歳11か月)

仕事を始めて2回目の冬がきました。

1回目の冬は毎月のように休んでいたので、今年も同じように休んで仕事が大変なことになるのではないかと戦々恐々としていました。

上司や同僚にも、「この冬もご迷惑をおかけすることになると思います」と早いうちから伝えていました。

実際は、ノロウイルスで数日、風邪で数日休んだだけで済み、拍子抜けしました。

前回の病気で免疫がついたか、体が大きくなって強くなったのかもしれません。成長を感じました。

子どもがかわいい!仕事が楽しい!(2歳〜現在)

イヤイヤ期はまだまだ続いています。

ですが、子どもの自己主張にこちらが少しずつ慣れてきて、子どもも少しずつ言葉を言えるようになってきました。

意思疎通が前よりは楽になりました。

子どもがご飯を食べたり、着替えたり、靴を履いたり、少しずつ「自分で」やりたいことが増えて、親は手を出さずに見守るだけの場面が増えました。

子どもの成長をさびしく感じながらも、今まで私がやらなければと張り詰めていた気持ちが少し緩んで、楽になりました。

家事の面でも、夫に少しずつ家事を教えて、今では特に指示をしなくても普通の家事は回るようになりました。

こうなると、純粋に子どものかわいさを味わって、仕事にも集中できます。

もちろん子どもは生まれたときからかわいいですが、今が1番余裕をもって子どものかわいさを受け止められていると思います。

仕事も、記事を書くだけではなく、編集、データ分析、社内広報と、携わる業務が広がって、より楽しくなりました。

育児しながら働けるのは当たり前じゃない。子どもに感謝

振り返ってみるとあっという間の2年間でした。

今こうして子どもがかわいい!仕事が楽しい!と充実した生活を送っているとは、仕事を始めた2年前には想像がつきませんでした。

ここまで仕事を続けてこれたのは、決して自分の力だけではありません。

保育園に合わせた出退勤やリモートワークを認めてくれる会社、家庭の些細なことでも相談に乗ってくれる上司、休みが続くとそれとなくフォローしてくれる同僚。

時短勤務にして家事育児を分担する夫。「家族のために働きなさい」と言ってくれる夫の上司。

改めて感謝です。

そして何より、毎日元気に保育園に通う子ども。

子どもが保育園に行かなければ、仕事にも行けません。

子どもに1番感謝しています。

これから先、また上手くいかないこともあると思いますが(3歳の壁、小1の壁など)、その都度できることを全力でやっていこうと思います。


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tsutsumi
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