17.履かない靴をコレクションしない
みなさん、こんにちは。
靴は好きですか?何足持っていますか?
私は新築住宅を取材することが多いのですが、近年玄関の収納は大型化しており、大量の靴を収納できる下駄箱やシューズクロークが見られます。
靴のコレクションが好きで、一人で30足以上の靴を持っている人もいますが、そうなると自ずと巨大な下駄箱が必要になります。
そこは個人の趣味なのであまり踏み込むべきではないのですが…。「慎ましい暮らし」を提案する私は、それでも言いたい。
靴のコレクションやめませんか?
靴は1用途1足でOK
靴は道具であると私は考えています。
スーツに合わせる革靴、普段使いするスニーカー、雨に強い長靴、雪に強いスノーブーツ、走りやすいランニングシューズ、山登り用のトレッキングシューズ、近所に買い物に行くのに楽なサンダル…。
用途によって最適な靴は変わりますので、あなたの住む地域の気候やライフスタイルに合わせてバリエーションを持っていた方がいいと思います。
しかし、これは声を大にして言いたいです。
靴は1用途につき1足でいい。
先程挙げたバリエーションだけでも7足になります。毎日仕事で革靴を履く人は、長持ちさせるために2足をローテーションするのがいいと思いますが、基本は1用途につき1足。傷んだら買い替える、というのが最も合理的であると考えます。
経済的に合理的なのはもちろんですが、靴は思いのほか場所を取るものですので、靴の量を抑えることで玄関をすっきりとさせることができます。
普段履かない靴で下駄箱を埋め尽くす。これはすごく無駄なことだと思います。
靴に限らず「コレクション」というのは本人の偏執的な思いによってもたらされる非合理的な行為で、家族の共感さえも得られないケースがほとんどであると思います。
「でも、それが僕の幸せなんだから」と反論もあるでしょうが、コレクション以外のことに幸せを見出したほうが、自分も家族も幸せになれるように思います。
コレクションという名の「ものへの執着」を捨てること。
「慎ましい暮らし」は批判を受ける覚悟を持って、コレクションを否定します。