12.100円ショップの商品を愛でよう

みなさん、こんにちは。

100円ショップは好きですか?

2つ前の記事で「お気に入りの器を買おう」と述べましたが、今回はそれとは真逆で「100円ショップの商品を愛でよう」という話をしたいと思います。

私は編集者として、ものづくりをする職人さんや作家さんを多く取材してきました。手仕事でつくり出す製品には、その土地の歴史や風土が詰まっていたり、その作家の精神性が感じられたりして、やはり量産品にはない力がみなぎっているのを感じられます。

もちろん効率を重視していない製品は価格が高く、気軽に買えるものではありません。それ故に、経営的に苦労されていたり、そもそも商売として本気で成り立たせようとしていない方もいらっしゃいます。

一方の100円ショップは、今現在のニーズを素早くキャッチアップし、徹底した合理化をして、低価格で魅力的なプロダクトを市場に送り出しています。

そこには優れたマーケティング・生産システム・物流システムがあることが垣間見えます。

あなたは100円ショップの製品は好きですか?

私はそんな100円ショップの製品は、背後にあるシステムを含めてすごいなと感じますし、製品としての質が高いと思うものも多いです。

私は手仕事の製品も好きですが、一方で100円ショップの器のなかにもお気に入りを見出して使っています。

その価値の受け取り方は当然異なるものですが、「所詮100円ショップの製品でしょ?」という色眼鏡では製品を見ないようにしています。

「慎ましい暮らし」を実践するには、偏見を捨て去り自分自身の価値基準を持って世の中の製品やサービスと向き合うことが重要です。

100円ショップの製品を手に取ってじっくりと見てみると、「これをこの価格で出すシステムってすごいな…」と改めて感じられるのではないでしょうか?

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