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切腹は16歳から 「いかに美しく最期を遂げる」
本日も「📘 武士の子育て」より
江戸時代は、264年も続いたようです。
それは、平和で良き時代だったことが背景にあるようです。
(それについては隠蔽・改竄され本当のことが隠されているようです)
そんな江戸時代では、
男子は数え16歳から元服を着て、大人として見なしていたようです。
その16歳になると、
切腹についても父から教育されていたようです。
その切腹は、
武士として「いかに美しく最期を遂げるか」ということが最重要課題とあったようです。
人に言われてできるよつなものではなく、当の本人が高い意識と自覚とを確固として抱いていなければ、とうてい叶うものではありません。
また、男子に限らず、女子にも自害の作法についての教育がなされていたようです。
断じて?めを受けるようなことがあってはならなかったため、いざとなれば潔く、そして美しく最期を遂げることが望まれていたのです。
これも相当の覚悟なしにはできません。
その教育を受けた14歳の女子は、以下のように残しています。
「男の児には腹をきること、女の子には自害の仕方を教えますが、大ていは大人がついていて介護をしてくれますから、ただにっこり笑って死んでいけばいいのです。無茶苦茶に死なないで、立派に書き置ききて死体の処理を大人に頼んで死ぬ、こういうことは、よく言い聞かされていましたから、子どもでも、コトンとも言わず静かに死んでいくことができます。自分は桂川の娘だということだけを、死んでも覚えておればいいと父が申しました。武士の娘という考えが、昔はきつかったようでした。めったにしおきはしませんかわりに、武士の家に生まれて、その名を汚してはならないというその一言で、まるで人が違ったようになりました。」(名ごりの夢)
強い覚悟を感じます。
生と死、自分の人生、どんなときでも家族の名を背負うということが幼い時から家庭で教育され覚悟を持って生きいたようです。
まだ14歳、16歳なんて中学生の時からそれを教育、実施するとは、考えられないですが、この日本にはそのような覚悟を持って生きていた人たちがいた国という事は重要で忘れてはならないと思います。
生きることについて現代以上に真剣に向き合っていたことが想像できます。
もう20代となった私には、果たして強い覚悟は持っているだろうかと疑問に思ってしまいます。
当たり前に生きていられると思ってしまうほどの何でも揃う平和なこの現代、
ついつい「有難い」ことを忘れてしまいます。
戦争のない日本を作り上げてくた人たちがいる、今住んでいる家を作ってくれた人がいる、便利な電車や高速道路などを作ってくれた人がいるなど
生きていること自体、多くの人たちが作り上げてきてくれたからだということを忘れてはいけない。
有難いことの存在を忘れずに感謝するだけでも自分の生き方は変わると思いますね。