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shiisoh614
#124 インフルコロナ陰性
「インフルコロナは陰性でした」
非常によく聞くようになったこのフレーズ。
これを聞く度に、イラっとしてしまう。
医師が問診をする前から、こう発言をされる方がとても多い。
患者さんとしては、親切心として、ドクターに聞かれる前から先に発言している方もいるだろう。
もしくは、そんなこと何も考えずに、インフルとコロナが心配だったけど、まずはそれは違ったんで安心しました、的な感じで発言しているのかもしれない。
でもせめて、インフルエンザは検査しましたか?という問診に対して、陰性でした。とならないものか。
そしてもっとイラっとしてしまうのが、医療者によるその発言だ。
プレゼンテーションの中で、「インフルコロナは陰性」
紹介状の中で、「インフルコロナは陰性」
医療スタッフ内の会話で、「インフルコロナは陰性」
インフルは内服があるからまだしも、コロナ陰性は明らかに余計。
コロナウイルスって、土着コロナ含めると、たくさんあるということを知っているのだろうか? コロナっていうのは、COVID-19のことですか?と敢えて聞きたいくらいだ。
他にもウイルスなんてたくさんある。でも、患者さんの方から、「マイコ陰性でした」「RSは陰性だったんです」とはあまりならないですよね。
以前だったら、「インフル陰性」までだった。それを、COVID-19をインフルのようにしたてあげ、あたかも2大ウイルスのように「インフルコロナ」と並列で扱うようにした、さまざまな圧力に対する嫌悪感を感じてしまう。
「インフルコロナ陰性」の言葉が出来上がってしまった世の中に、いら立ちを覚えるのだ。