「ウェルビーイング」であるために

ウィメンズヘルスアクションという活動を
10年前からやっています。

昨日、１月１８日は、
フジテレビの球体の下半分のスタジオ
（めざましテレビの放映をやっていたところ）で

ウィメンズヘルスアクション
WHA２０２５の収録をやりました。

今年も３月の女性の健康週間、
３月８日の国際女性デーが
来るな～と思いながら
行ってきたので、ご報告しますね。


１０年前に始めたころは、
そして今も意識しながら
やっているのですが、

WHAは一般の人に女性の健康について
知ってもらうとともに、

女性の健康政策を推進してほしい！
というアピールでした。


衆議院議員の野田聖子さん、

前産婦人科学会理事長　
吉村泰典先生、

経済産業省ヘルスケア産業課の
江崎禎英さん、

テニスプレイヤーの杉山愛さん。

私と、５人でシンポジウムをやったっけ。

恵比寿ガーデンプレイスに
５００人以上が集まり、
すごい！と思っていたのですが、

４年ぐらい前からどんどんオンライン化し、
マイナビが手伝ってくれた２年前に
３５万人の人が見てくれるようになり、

今回は、
フジテレビめざましネットメディアと、
フジテレビ本体の番組との連携が実現して、

その上をいく１００万視聴を見込んでいるようです。


時代は変わりました・・

ネットやTV
（テレビもネットで見る時代）を通じて、
小さなスタジオでお話するだけで、
１００万人が見てくれるようになったんです。


そして、ずっとつきあってくれているのは、

事務局の読売エージェンシーの
岡下さんと島田さん。

そして、東大産婦人科の教授、
東大病院副院長の大須賀穣先生です。


大須賀先生は、研修医で入っている
うちの娘にとっては「神」なんだそうですが、

（なにしろ１００人以上いる
　産婦人科研修医に研究テーマをくれて、
　励ましてくれる人）

わたしにとっては女性の健康を推進する
社会的政治的アピールするための「同志」です。


東大産婦人科医局では、
わたしのほうが一年先輩なので、

いまだに「大須賀先生、たのんでいい？」
「いいですよ」という関係。

ありがたいことです。


また、メノポーズを考える会の三輪さん、
金沢女性医療センターの赤澤先生など、

ずっとずっと一緒に女性の
健康支援をしている仲間が何人もいます。


振り返ると、２００２年
女性の総合医療を実践しようと
銀座でクリニックを開業し、

２００３年
女性医療ネットワークを作って
全国の総合的女性医療をめざす
仲間と連携を作り、

２０１０年から
女性の健康学校ジョイラボを作って
「女性の健康総合アドバイザー」を
養成しはじめ、

その時に講師で
あらゆる女性の健康や医療の専門家に
講義しにきてもらって仲良くなりました。

夜の講義が終わってから
講師と有志で飲むので、
格別な交流が持ててよかったと思います。

リアルは本当に、ぐんと熱が伝わり
また親近感がわいてよいものです。


でも、コロナが２０２０年に始まり、
女性医療ネットワークも次世代にゆずって

（次代の理事長は私より２０歳近く若い
　京都大学の池田裕美枝先生
　（現：海と空クリニック院長）

ジョイラボは最後の２年ぐらいは
オンライン講座に移行したうえでなくなりました。


そして、今。

日本女性財団は、
若い女性や女の子の医療支援を
福祉団体といっしょにおこなったり、

ユースクリニックを作って
繁華街の居場所のない女の子たちの
相談にのる事業を手掛けている
メンバーもおりながら、

「企業」ではたらく女性の健康支援を、
オンライン講座を通じて、また
オンライン相談や受診を通じて、
やっていこうとしています。

これは、とてもニーズが高まっており、
やはり男女が一緒に働くということが
まったく普通になってきた背景があります。


月経痛や、PMSや、妊娠出産、更年期を
「個人のこと」として片づけていては、
離職も防げないし、

職場の人間関係も悪くなり、
士気が下がってしまう。

大須賀先生が、アブセンティーイズム、
プレゼンティーイズムという言葉で
説明する部分です。
（詳しくはWHAのクロージングトークをみてください）


そして、ウェルビーイング。

ウェルビーイングは、
健康であって幸福である状態です。

社会的ウェルビーイングは、
個人の身体的・精神的
ウェルビーイングとリンクしています。

今後、SDGsは、持続可能な開発、

ではなくSWGs
（持続可能なウェルビーイング）として
世界中がめざす方向になると
言われているぐらいなんです。


皆様、長い人生、
そしてこの激動の時代において、
地球環境の改善も含んで、

ひとりひとりが
ウェルビーイングであるためには、
どうしたらいいのでしょう？


まずは自分がどうあれば
ウェルビーイングであるのか、
自分のからだとこころに
センサーを立ててあげてくださいね。

ことしはウェルビーイングの年。
まず知る、学ぶ。

そして自分の生活や人生を、
自分が主役となって切りひらく年です。

今年もいっしょに頑張りましょう～


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