『日日是好日』 森下典子 著
「し、し、し、しーーー…」
釜の鳴る音。風の音。
雨が降る時のむっとした匂い、春の訪れを告げる花々の甘い香り。
日々色んなことに悩みや迷いを持つ現代人にぜひ読んでいただきたい1冊でした。
教養本でも、啓発本でもない。
ただお茶の稽古を辿っていく中で、自分が満ち足りていること、"今、ここ"に没頭することで、日々のそれぞれの輝きに気づくこと、そんなことを教えてくれる1冊です。
また、丁寧な言葉の端々から春の花々や梅雨のむっとした土の匂いまで鮮やかに、目の前に広がっているかの