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ちんこすこう開発者は見た!#17 沖縄のスロットコーナーのヒーロー達

沖縄発祥の隠れた発明品、その名は「沖スロ」――。

沖縄といえば泣く子も黙るスロット天国だ。もちろん、天国から借金地獄へと落ちるケースも多々ある訳だが、その人気はパチンコ以上といっても過言ではない。今回はそんな沖縄のスロット事情についてお伝えしたい。

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沖縄だけでなく、今や全国のホールで稼働している沖スロ。内地のスロットが、ケンシロウがバトルしたり、エヴァンゲリオンが覚醒したりと、様々な液晶画面の演出で楽しませるのに対し、沖スロは盤面の図柄が光るのを待つだけ。
メダルを3枚入れ、レバーを叩き、告知ランプが光れば大当たり。その繰り返しだ。要するに、

ルールもくそもないため老若男女誰でも打てるのだ。

故に、沖縄ではオジイ、オバアのスロットユーザーが異常に多い。特に年金の支給日は各店舗のチラシもやたらと折り込まれるため、店舗はある意味老人ホーム、いや“老人ホール”と化す。


そんな大人気の沖スロだが、そのコーナー周辺には個性豊かな客が存在し、筆者は個人的にその人たちを「ヒーロー」と呼んでいる。彼らを集めればパチスロアベンジャーズの結成も夢ではないからだ。

今回は、筆者が実際に見てきたヒーローたちを紹介しよう。

ヒーローその1「図柄なでなでマン」
レバーを叩く前に、ハイビスカスやバットなど筐体の当たると光る部分を手でなでるヒーロー。なでることで制御基板にパワーを注入しているらしい。なかなか光らずパンチするケースもある。オジイが多い。

ヒーローその2「目押ししてしてマン」
図柄が光ったはいいが、リールの回転が速すぎて7図柄を自力で揃えることが出来ないため、他人に目押しをさせるヒーロー。それにより優越感も得られ、自身のパワーが増す。オバアが多い。

ヒーローその3「ATMダッシュマン」
「あと少し打てば出る!」という謎の自信がありながらも財布の中の金が尽き、近くのATMに凄いスピードでダッシュするヒーロー。歩行者信号が赤であっても無視をして渡る勇者が多く、時々車にぶつかりそうになっている。

ヒーローその4「セクハラ大魔神」
常連客に多く見られる。店内のコーヒー売りの女の子に声をかけ、注文をしながらお尻を触るヒーロー。近年、店の防犯体制の強化にともない、なかなかお目にかかれないレアキャラ。

ヒーローその5「大当たり放置キング」
大当たりして7が揃った状態で、あえて離席するヒーロー。自らの大当たりを、周辺の客に音と光で長時間アピールすることで、相手のパワーを奪うのが目的。

以上です。
みなさんも、こんなヒーローたちと沖縄のパチンコ屋で一緒に遊びませんか?

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