見上げるとそこに花
それはそれは見事な花が咲いていた。
楠並木通りは、その名の通り立派な楠が並んでいる。
この時期、見上げると着床蘭のデンドロビウムの花が主張してくる。
楠を食わんばかりの勢いの花だ。
つ、つ、つよいー!
綺麗なのだが、寄生させているのかな?楠に負担がいってないのかな?
などと思って調べたことがあったのだが、寄生ではなく着生なので、養分などは吸い取っておらず、くっ付かせて土台にしているだけなどだとか。
花も木も自立して生きているのですね。
人間も自立が一番ですよね。依存はよくない!
(話がそれました…。)
樹木医になりたかった時期もあったぐらい植物が好きなのだが、絶望的に育てるのが苦手。
ベランダの植物に何度謝ったことか。
好きなのに枯らす。
今思えば、主な原因は水のやりすぎだと思う。
枯れかけたり、手に負えなくなった植物は実家に引き取ってもらう。
母は上手に植物を愛せる人だ。
母に託せば枯れかけた植物は見事に息を吹き還す。
苦手でも植物が好きな私は、懲りずに植物を買ってくる。
現在はサンスベリアの株分けと葉挿しにも挑戦中。
サンスベリアの葉を適当な長さでカットして、土に挿しておくと根が出てくるそうだ。
少しだけ白い根っこが出てきた。
腐らずに、このまま育ってくれることを願う。
ちなみに実家にも着床蘭があった。
デンドロビウムと似ているが種類が違って、セッコクと言って小さくて可愛らしい花が咲く。
街の花も、家の花も、誰かの手によって育てれれていると思うと、人間味を感じて面白い。