誰かさん
創の「ことば遊び」
まぶたが重くなる 手が掴むものはこぼれ落ちる 眠気とは違う 理不尽な力に抗えなくて このまま落ちていけば 沈んでいけば 身をあずけるだけでいい 見守るように包んでく…
揺らぐ 揺らぐ 君が招くそのうねりよ また僕が奥まで覗く 事の成り行きを遮ることは無い ただ傍で見てるだけ 声の響きを嫌う夜の深さに只、すくんで墜ちていく 無機…
腐食していく 継がない管と 投影する物静かな男 我がために為すことは錆びつく意思のせい ボソボソと吐くは自己弁護 灰色の空を切った風は吹く 音を鳴らしてかき消すよ…
深い眠りに居る 人の手を 浅く目覚めた 空の光 撫でる 冷気と湯気の入り交じる 混沌 吸い込んではため息にする つやつやとした肌へ ぼろぼろの布をあわせ 空気が不条…
僕の痛みをキミに話しても キミの痛みにはならない 体を重ねても 心は1つにできない 自分だけが背負うこと 代わりは他にいない 体に刺さった無数の破片は 深くめり込む …
微かに聞こえる 聞こえる声を頼りに 僅かな隙間をくぐる 寒さで震える様子を 楽しむようにキミは座り込んで 何もそばに引き寄せない 動じることなく 望んでいる 区別…
ひとときの病に 苛まれて 葛藤を呼び覚まして 僕は悶える 誘いの手は 目の前にあって 掴めば 楽になれる 今だけ 深い闇の中で 気持ちは増して 膨らむ 幾重にも巻…
目を刺して光はまたハネる 沸々と煮えていく身体を支え 機械を回す人の手 ここで使う 錆つききしむ骨の継ぎ目 揺らぐ老いへの認識を 抗う思考に任せ行く ここから見えな…
言葉の塊 思考が固まり 綴る言葉が同じもの 括る思考の限るもの 晒してみせよう この腹を どんな顔でも構わない きっと目をそらす前に鼻を塞ぐ 欲しいものなんて そん…
ただ周る ぐるぐると 頭のネジを外してみたら 鼓膜に注がれる アメにムチで 帳尻を合わせ ただ周る ぐるぐる 消して 決してならない もっと深く もっと深く 消して…
塞がる穴をこじ開けて 拡がる穴を放置する 2つに触れるには力が無い 小さな点と点 キミが逆さまに映ってる 普段は見れないものが湧いてくる 何も知らないはずなのに 色…
全身を刺す 陽射しに焼かれ 飲み込む唾さえ ただの気休め 夜になればと祈ったものの 鎮火を待ってただ昇る煙 線を引かれたようだ 行く宛もなく彷徨う気体 力尽きた残骸 …
蒸した中でも音はテンポを濁さず リズムが生まれて それを主として身体が揺れる 無邪気に踊る 骨肉 手招かれて 瞼は落ちる なにへの反応も 感じるままに 流れ流れ…
冷め冷めと言葉を交わす 怒号を用いれば 棘にならない 素直な故に 損を招く 君からの視点 彼からの視点 それからの視点 揺らぎを作れば 波は続く 落としてみれば 粒を…
無機質な文字を並べて 返事求める 端末を耳に当て 声を求める 形を目の当たりに 姿を求める 温度を感じながら 繋がりたくなる 嗚呼 更に沈む 任せたまま 嗚呼 終わりが…
ふとできた 隙間が 記憶を呼び起こす それはいつも突然で 見たくないのに 思い出したくないのに 汚れた手 感触と声 1つ1つまとわりつく破片を 灰にして空へ 送る…
2022年1月31日 19:30
まぶたが重くなる手が掴むものはこぼれ落ちる眠気とは違う 理不尽な力に抗えなくてこのまま落ちていけば 沈んでいけば身をあずけるだけでいい見守るように包んでくれる ほのかなぬくもり居心地のいい記憶も 当てはめていくだけ瞬きが終わっても 君はそこにいますか瞬きを終えたなら 君にまた会えますか瞬きの間に 君は消えてしまいますかまだ言えてない言葉があるまだ癒えてない傷がある何気な
2021年7月15日 21:38
揺らぐ 揺らぐ 君が招くそのうねりよまた僕が奥まで覗く事の成り行きを遮ることは無い ただ傍で見てるだけ声の響きを嫌う夜の深さに只、すくんで墜ちていく無機質な道具を利用して 君は無能さを隠す目の中にナイフをチラつかせて 子供の答えを縛るまた誰かが発砲する 残忍で簡単な言葉を揺らぐ 揺らぐ 数が招くそのうねりよまた他人が奥まで覗く
2019年11月10日 00:50
腐食していく 継がない管と投影する物静かな男我がために為すことは錆びつく意思のせいボソボソと吐くは自己弁護灰色の空を切った風は吹く音を鳴らしてかき消すように 教えるソナタ ノ イバショ ワ ココデ ワ ナイさあ 行ってくれもう 行ってくれ此処でなければ どこでもいい汚(お)を挿す 可動の美意識音を起こして ここにいると 告げるソナタ ノ スガタ ワ ココニ ワ ナイ
2018年12月30日 21:59
深い眠りに居る 人の手を浅く目覚めた 空の光 撫でる冷気と湯気の入り交じる 混沌吸い込んではため息にするつやつやとした肌へぼろぼろの布をあわせ空気が不条理を染み込ませて水へ溶かしたまた咲いた また書いた また泣いたまた閉めた また消えた また微笑んださあ眠ろう重ねる手 絡める手それは 孤独を忘れるための安心離れるときの呼吸が体温を冷ます溝から落ち続ける砂を凝視
2017年12月12日 00:03
僕の痛みをキミに話してもキミの痛みにはならない体を重ねても心は1つにできない自分だけが背負うこと代わりは他にいない体に刺さった無数の破片は深くめり込む僕が泣き喚いてもただ自由に動いていく涙は枯れ 血が乾くまで目が映してきたものを信じたから今があるそれはキミも同じだろう自分で決めてきた背負ったモノが重くなる代わりは他にいない痛みは眠りを邪魔していく好んで
2017年10月1日 19:03
微かに聞こえる 聞こえる声を頼りに僅かな隙間をくぐる寒さで震える様子を 楽しむようにキミは座り込んで何もそばに引き寄せない 動じることなく望んでいる 区別されない存在を 白いまま息をして 邪魔をつくる1つずつ 周りの石を 積み上げる微かに響く 響く音を頼りに身体を 無意識へ横たえて見えるものすべてに 意味や理由を求めすぎて自分を追い詰めた 色さえも分からなくなるまで横
2017年10月1日 00:00
ひとときの病に 苛まれて葛藤を呼び覚まして 僕は悶える誘いの手は 目の前にあって掴めば 楽になれる 今だけ深い闇の中で 気持ちは増して 膨らむ幾重にも巻かれた鎖は 錆びついて欲望に取り込まれた身体が告げた時は来たカタチなどどうでもいい ただもう一度だけ満たしてくれ知りたくなかった見たくなかったただ思考が麻痺して 同じことを繰り返す阻止する叫びのボリュームを少しずつ
2017年8月26日 03:08
目を刺して光はまたハネる沸々と煮えていく身体を支え機械を回す人の手ここで使う錆つききしむ骨の継ぎ目揺らぐ老いへの認識を 抗う思考に任せ行くここから見えなくなってもここから聞こえなくなっても探して触れて分かればいい陽はまたキミを照らすからここで掴む要らないと放り棄てた共
2017年7月19日 15:10
言葉の塊思考が固まり綴る言葉が同じもの括る思考の限るもの晒してみせよう この腹をどんな顔でも構わないきっと目をそらす前に鼻を塞ぐ欲しいものなんて そんなもの思考の意外言葉を疎外綴る言葉が同じもの括る思考が限るもの委ねてあげる この殻を求められてるその中できっと何度か試せばすぐ飽きる刺激の欲など そんなもの
2017年7月19日 14:47
ただ周る ぐるぐると頭のネジを外してみたら鼓膜に注がれる アメにムチで帳尻を合わせただ周る ぐるぐる消して 決してならないもっと深く もっと深く消して 決してならないもっと中の もっと中の生き物の中へ虹彩に反射した微生物プリズムになりすましてる弾いてみた 散らかしてみた煩い色の数 それは放置とともに薄くなるずっと同じを望んでもそれは認識とともに固くなる
2017年7月2日 02:21
塞がる穴をこじ開けて拡がる穴を放置する2つに触れるには力が無い小さな点と点キミが逆さまに映ってる 普段は見れないものが湧いてくる何も知らないはずなのに 色々と記録されていくキレイで汚い模様を 派手だけど地味な個性をフィルターで 今夜も誤魔化していく乱 凛 倫 跳ねるように還 混 魂 鎮めるように乱 凛 倫 鈴は鳴る還 混 魂 鐘を鳴らす夜を明かしてく
2017年4月6日 03:11
全身を刺す 陽射しに焼かれ飲み込む唾さえ ただの気休め夜になればと祈ったものの鎮火を待ってただ昇る煙線を引かれたようだ行く宛もなく彷徨う気体力尽きた残骸嗅ぎ付け集まる灰汁の虫匙投げて憂う無垢な四肢喰い散らかした希望の胞子知らん顔した無能な葦群れて塊 去れば波紋
2016年8月11日 00:46
蒸した中でも音はテンポを濁さずリズムが生まれてそれを主として身体が揺れる無邪気に踊る 骨肉 手招かれて 瞼は落ちるなにへの反応も 感じるままに流れ流れて流されて流し流れて混濁の水 粘膜を侵して 慎みを求むまま赤色が乾いて 赤色が固まってこれをもって完とする留める我と痛みの終焉
2016年7月11日 04:27
冷め冷めと言葉を交わす怒号を用いれば 棘にならない素直な故に 損を招く君からの視点彼からの視点それからの視点揺らぎを作れば 波は続く落としてみれば 粒を生む沈む異物は 時間をかけて同化する膜が針で破れたら息苦しさも楽になる抑えなくていい飲み込まなくていい偽らなくていい君を罵って彼を嘲笑ってそれを消してただ 愉快にただ 悦に浸って押し殺してた声を鳴らせ
2016年6月27日 03:25
無機質な文字を並べて返事求める端末を耳に当て声を求める形を目の当たりに姿を求める温度を感じながら繋がりたくなる嗚呼 更に沈む 任せたまま嗚呼 終わりがない 果てぬ欲
2016年6月21日 00:55
ふとできた 隙間が記憶を呼び起こすそれはいつも突然で見たくないのに思い出したくないのに汚れた手 感触と声1つ1つまとわりつく破片を灰にして空へ 送る君との思い出自分を保てないから一番好きな場所を何もない状態にして 僕はまた手を洗う