劔樹人

適当でいいよ、楽していたい。いや、もっとちゃんとすべきだ。という日々の記録。狼の墓場プロダクション/あらかじめ決められた恋人たちへ

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マガジン

  • 映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。

  • 劔樹人のほんとにあった怖い話

    私の極めて身近で起こった奇妙な出来事です。

  • 「俺たちの散歩道」

    劔樹人の日々の戯れです。

最近の記事

いじめっ子は変わるのか?

小山田圭吾さんの過去のいじめ問題がどんよりと心を支配している。さまざまな意見があるが、これだけ多くの人がいじめはNOと言いながら、世の中にはなぜか沢山のいじめがある。大人になってからもだ。 小山田さんの話で、私も自分の中学生の頃を思い出した。 私の中学は、D小学校、W小学校、N小学校という近隣の小学校3校から進学してきた生徒で構成されていた。 私の小学校はD小だったが、これが私の学年に限るかもしれないが非常に健やかなる学校で、いじめといういじめを目にしたことは無い。 し

    • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その3 「恋愛研究会。がデビューした日。」

      勢いと思いつきだけでバンド・恋愛研究会。を結成した私は、得体の知れないやる気に満ちていた。 しかし、通常バンドというものは、とりあえずライブハウスにデモテープを送ってブッキングライブに出させてもらうことでその活動を始めるものだが、正直このメンバーでは、オリジナル楽曲やデモテープのような真っ当なものを作れる気がしない。 しかし私にも大学の頃からバンド活動を真面目にやってきたノウハウと人脈はある。どこにもないものならば作りましょう、のミニモニ。スピリッツで、デビューライブは自

      • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その2 「恋愛研究会。結成前夜」

        <その1>はこちら ↓ になります 前回はハロプロあべの支部がどんな人たちだったか、ということについて書いたが、今回はそれがなぜ「恋愛研究会。」の結成に至ったか、思い出して書いてみようと思う。 ハロプロに夢中になり、新しい友人たちができた私は、件のやたらダイナミックなノイズバンドを辞めることにした。東京のイベントに呼ばれるようになったり、Half Japaneseの来日ツアーのオープニングアクトに選ばれたり、バンドはアンダーグラウンドな世界では少しずつ知名度も上がっていた

        • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その1

          自分が原作のとってもとってもおもしろい映画「あの頃。」が公開してしばらくの時間が経った。 つくづく思うが、自分の作品が映画になることなんて、この人生でもう無いのである。 少なくてもスタッフも豪華、キャストも豪華で全国TOHOシネマズ170館規模の映画となると、何度生まれ変わっても体験できないだろう。 公開されたということは、終わりが始まったということなのだ。一生に一度きりの体験は、もうピークを越え、過ぎ去って行く。 もう監督も、松坂さんはじめとする俳優さんも、次の作品に

        • いじめっ子は変わるのか?

        • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その3 「恋愛研究会。がデビューした日。」

        • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その2 「恋愛研究会。結成前夜」

        • 原作者から解説する、映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。その1

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        • 映画『あの頃。』の背景と実際に起きていたこと。
          3本
        • 劔樹人のほんとにあった怖い話
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        記事

          【怪談】雨の中の、男か女か分からない人

          大学2、3年の頃、学祭の実行委員をやっていた。 春は新入生歓迎祭、秋は大学祭があり、その企画・運営をする組織だ。 構成しているのは、クラブ・サークルの役職として選ばれてきている学生たちだ。私も、所属する音楽サークルの指示によりそこに参加していた。 つらいこともあったが、やりがいがあった。 メンバーたちは、学祭の数ヶ月前から集まり、会議を重ねる。当日が近付いてくると、日々の作業が忙しくなり、2週間前からは、大学内にあるクラブハウスに泊まり込んで夜も仕事をする。 そのクラ

          【怪談】雨の中の、男か女か分からない人

          【怪談】人が変わってしまった友人

          2010年の夏、私は、世田谷のスタジオで、神聖かまってちゃんの『みんな死ね』というアルバムのレコーディングにマネージャーとして携わっていた。 期間は1ヶ月間くらいあっただろうか。 自分の経験としては、長いレコーディングだった。 メンバーとエンジニアさんと、毎日毎日、コツコツと作業をしていた。 ある夜、メンバーはやることを終えて帰り、エンジニアのIさんがひとり残って作業している横で、私はとある場所にまつわる心霊映像をYouTubeで観ていた。 それは、京都のとある火事で焼

          【怪談】人が変わってしまった友人

          虫かご、角刈りと、四つん這いバーのこと。

          どうもnoteというプラットフォームを使っている以上、誰かのためになるものでないと書いてはいけないような気がしてしまう。 でも私が興味のあることなんて、どちらかというと時間の無駄のようなものしかないので、そのつもりでお付き合いください。 自粛期間、zoomを使ったオンライン飲み会が流行ったが、私はほとんどしたことがない。 自主的に唯一参加するのは、大学の時の友人とのオンライン飲み会である。 高校以前の人間関係には分断があり、当時の友人に会うことなど恐怖しか無いのだが(

          虫かご、角刈りと、四つん這いバーのこと。

          パンクって何だろうね。

          最近ハロプロ曲の編曲をよくやっている、浜田ピエール裕介という人がいる。 彼は私が大学生のときの音楽サークルの先輩である。 私が一年生のときの四年。当時の感覚では大先輩である。 当時ピエールさんは、P.I.モンスターというバンドのギタリストで、ソニーからデビューしていた。事務所はアップフロントではなく、アミューズだった。 大阪城公園のストリートライブでシャ乱Qにかわいがられ、大阪でつんく♂さんとラジオ番組もやっていたし、その縁で今もハロプロに関わっている。 ハロプロ的にい

          パンクって何だろうね。

          本当にあった怖い話「通知不可能」

          今年の夏も終わってしまった。 夏になると思い出す体験がある。 せっかくnoteを始めたので、あの出来事をこちらにも書いておきたいと思う。 2010年、世田谷のとある一軒家に引っ越した。 音楽の仕事のために会社を設立したばかりで、私はやる気に満ち溢れていた。 所属アーティストやツアーバンドが泊まれるように、できる限り広い家に決めた。 その新居は平屋の古い日本家屋で、中はキレイに改装されてはいたが、柱や天井には古い家独特の陰気な雰囲気がしっかり残っていた。

          本当にあった怖い話「通知不可能」

          神聖かまってちゃんのちばぎん脱退と、音楽で食べて行くということ。

          神聖かまってちゃんのちばぎんが今年いっぱい、というか、年明けのツアーファイナルで脱退する。 ちばぎんが、子どもが生まれることになり、バンドを辞めるということは、発表の直前に天野くんから電話で聞いた。 それ以前に、恥ずかしながら、私はちばぎんが一年前に結婚していたこともその時知ったのである。 ほんと、恥ずかしいじゃないか!? なんで本人含め誰も教えてくれないんだよ! Twitterでも全然見なかったってどういうことだろう。ハロプロのことばっかり見てたせいか。その時たまたま

          神聖かまってちゃんのちばぎん脱退と、音楽で食べて行くということ。

          女児誘拐の疑いで通報、そして真実へ。

          昨日、娘と2人で新幹線に乗っていたら誘拐犯と勘違いされて通報される、というショッキング、ある種ユーモラスな出来事があった。 久々にTwitter的な出来事だなあと思ってその件を呟いたら、思いのほか反響があり、さらに妻がnoteに綴ったことも相まってネットニュースになり、今はテレビから取材の申し込みまでぼちぼちある。 そして、ある程度話が広がったということは、いまやインターネットと風物詩ともいえる、偏見や差別、ヘイトも織り交ぜた誹謗中傷や暴論も増えてきた。 なので、ここで

          女児誘拐の疑いで通報、そして真実へ。

          和田彩花さんの活動再開に寄せて。

          (画像は公式Twitterより) 和田彩花さんが本格的な活動の再開を宣言した。 卒業してから1ヶ月半。 早いといえば早い。 道重さゆみさんの時は2年あった。 あれは長かった。 でも、和田さんが今後やりたいたくさんのことを思えば、これくらいのスピード感が大切なのかもしれない。 そして驚いたのは、デビュー当時のスマイレージのマネージャー、山田さんの会社であるYU-Mエンターテインメントの所属になったことだ。 これに関して私は、「その手があったか!」と大いに

          和田彩花さんの活動再開に寄せて。

          月収6万円だったけど、やりたい仕事に絞ったら収入が増えていった話。というアレの真相

          Dybe!という媒体さんで書かせて頂いたコラムが、結構多くの人に読んでもらえているようで…。 https://ten-navi.com/dybe/5368/ こういうのは久しぶりの感覚である。ありがとうございます。 でも実はこれを書いたのは、もう2、3ヶ月前のことなのだ。アップされたのがこないだだったというだけで。 だから、読んだ方の反応にあったことや、その後考えたことなりを、音楽の話を中心にここで補足させてもらおうかなと思ってこれを書いている。 あちらはちゃんとし

          月収6万円だったけど、やりたい仕事に絞ったら収入が増えていった話。というアレの真相

          我が思う、和田彩花考

          5月13日。 BSスカパーの『フルコーラス』にアンジュルムがゲストで出演して、そこにコメントゲストとして私が登場させて頂いた。 お誘い頂いたのは道重さゆみさんゲストの時に続いて2度目である。 私は知名度もない、限りなくただのオタクだが、MCであるハマくんの友だちゆえにいじりやすいし、スタッフさん受けは良いのかもしれない。真相は謎に包まれている。 ただ、当の出演者は完全にピンと来てない様子だが。それが一番問題じゃないのか! スタジオで観るコメント用に私は、和田彩花さんがい

          我が思う、和田彩花考

          私のぬいぐるみ

          子どものぬいぐるみが無くなるとなんでこんなに寂しいんだろう。 それは、いつもうちの娘がぬいぐるみを抱きしめているからだ。これは決して大げさに言ってはいない。証人はいくらでもいる。 娘はとりわけぬいぐるみが好きである。 プライオリティの高い順だと、一番はしまじろう。どこへ行くにもだいたい持っていく。 次が「いないいないばあ!」のワンワン。 それから、お下がりでもらったドキンちゃんとメロンパンナちゃん。 しまじろうとワンワンはどちらも既に2代目である。 初代しまじろ

          私のぬいぐるみ