はじめまして。ハンドメイド変態ツルカワです。そんなわたしは、如何にして、ハンドメイドに愛情を注ぐようになったか。(第八回)
企画展業を永続的に回すためには自宅にギャラリーが必要、そう言い出したわたしに夫はブログを始めるとき以上の語気の強さで言った。「ほんとにほんとに、本気でやらなきゃ、いけなくなるんだぞ」。
でも取り柄えず工務店を呼ぼうというわたしには反対しなかった。9月のある日、以前リフォームを頼んだ工務店が家に来て、あれこれ理想の形(といっても、ひとに貸すときのことも考えてトイレをつけてほしい、くらいしかなかったが)を話し、次にはもうざっくりとした見積もりが出てきた。
「うわぉ…」。それはなかなかの金額であった。
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