本番が終わった後の寂寥感と満足感

辛く楽しい準備の末、本番が終わってしまった。本番といっても10名程度の集まりでしかないのだが。にしても一人一人の好みと見栄えを考慮したと献立は我ながらよく出来たものだと思う。実際、好評を得て私の作った料理はすぐに無くなった。嬉しい。

大人数だと何を喋っていいのか分からなくなるので、口数は少ないがみんなの美味しいという言葉を聞けただけで満足できた。

そうは言っても終わってしまった後の寂寥感は避けては通れないものだろう。例えるならお祭りの帰り道で一人になり、ふと我に帰る時の感覚に近いと思う。あの寂寥感はそれまでの楽しさを忘れてしまうほどのものだと思う。

でも、歳を重ねて慣れてきたせいか今は寂寥感もあるが満足感の方が大きい気がする。何というか気分的なマイナスよりも現実的なプラスに目を向けられるようになった気がする。

だから、私は帰宅して家で一人でいるがたとても満足した気持ちでいる。ちょっとは寂しいが。

すごく中身のない文章だとは思うけど、とにかくこの気持ちを文字に起こしときたかった。

私は今、楽しい。

この気持ち、この感覚をどうか忘れないで欲しい。

そうやってこれからも過ごしていきたい。

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