書 ~私のメモリー~
こんにちは。☆
ほっこりサークル書道部の
部員 つる です。
今回の記事は、
ほっこりサークルのお題、
「秋の製作」
で、何か作れないか、
と思ったのですが、
いつものように、
書を書くのでなく、
書について書く。
をテーマに、
文章にしたためたいと
考えました。
私の記憶のみで書かせていただく、
ちょっとした、
書のひとくちメモの
つもりで、
記事作成したいと思います。
あ、申し遅れました。
ヘッダー画像は、
みどりさんという方の
イラストをお借りしています。
みんなのフォトギャラリーより。
さて、
何から話せばよいでしょう。
まずは、書との出会い。
小学校に入ると同時に、
お習字教室に通うことに
なりました。
親の言われるがままでした。
そこで中学に入った辺りまで、
およそ6年余り、
毎週土曜日の午後をつぶして、
お稽古にはげみました。
お題(お手本)があって、
ひたすら
臨書(りんしょ、真似て書く)
しては、
先生の所へ持って行って、
添削してもらう。
ただただ、忠実に
習いました。
よく勉強しましたものです。
おかげさまで、
小学3年生の頃に、
硬筆(鉛筆)部門で、
年一回開かれる大会で、
会長賞をいただきました。
ほぼ優勝みたいなものです。
(会長賞は複数人受賞のこと)
そのときの印象に残っている
エピソードを書きたいです。
私に目を付けてくださった
先生が、
大会に出すための作品作りの
ために、
先生の家までご招待
下さったのでした。
行ってみると、
家の中へ案内され、
およそ6畳ほどの洋室に
案内されました。
木製の物があふれる、
すこし時代がかった
とてもムードのある
お部屋でした。
無音の部屋で、
ただ、振り子時計の音
だけが鳴っている、
一種別空間でした。
書を書くシチュエーションと
すれば申し分の無い、
気を集中することのできる
部屋でした。
先生は、お手本だけ、
私に提示すると、
そのお部屋から、退出
されました。
完全に一人の世界です。
木製の床でしたでしょうか、
そこへ手本を置いて、
清書した訳でした。
清らかな心で書けた印象は、
今も私の心に残っています。
大人になって、
心の病を患い、
病状の落ち着いて来た頃から、
自分の書を趣味として、
捉え直すことにしました。
多少の知識を勉強したり、
たわむれに筆を握ったり
しました。
尊敬する書家は、
一番は王義之です。
本場中国で、一番
上手いとされている書家です。
それに並ぶほど好きなのは、
鐘遙(漢字怪しいです、しょうよう)。
楷書の達人です。
そして、張芝(これも漢字が
合っているか、ちょうし、
と読みます)。
行書の達人です。
この三人は、私の中で
別格です。
無条件に大好きな書家。
次いで、褚遂良(ちょすいりょう)、
楷書の憧れの人です。
顔真卿(がんしんけい)と、
欧陽殉(おうようじゅん)が
並んで、お手本と
思っています。
今更ですけれども、
わがままに書かせていただいて
います。
私の頭だけにあるメモリー。
日本ですと、唯一好きなのは、
光明皇后(こうみょうこうごう)
だったかな、
王義之の『楽毅論』(がっきろん)
を臨書したものが好きです。
かな書は、好きですけれども、
書家名は出てこないです。
作品として、
『和漢朗詠集』
(わかんろうえいしゅう)が好きです。
そんなところです。
ほんとに、メモリーだけの
文章になってしまいました。^^;
これ以上、特に知識、経験は
無いです。
なので文章もここまで。
お読み下さります方へ、
感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。
つる かく