猫を描いて一句 vol.18(440字)
横断歩道を渡れない子猫が居ました。
女の子が私の所へ駆け寄って来て、
「子猫が親猫の所へ行けないんです!」と
訴えて来ました。
私は、
「猫は警戒するから、親猫の所へ
誘導するのは難しいねぇ。
上手い方法は無いかなぁ。」
少女は気が気でない様子でした。
私もいろいろ手を尽くしてみました
けれども、
やっぱり子猫は逃げてしまって、
母猫の所へ行けません。
私は用事がありましたので、
心残りではありましたけれども、
「ごめんね、おっちゃん、
用事の途中やから、もう行くね。