続かない頑張れないことがなんだっていうんだ
日本という国には良いところがたくさんある。
海も山もあるし、街も田畑もある。季節が4つもあって、南北に長い。他の国と比べて安全だし、道もきれい。漢字とひらがなとカタカナを駆使してできるかぎりのことを表現するし、侘び寂びもある。色々な味のお料理も楽しめる。
特に今日感じるのは、お正月が2回あることだ。今日は立春。旧暦でいくと一年の始まりの日だ。今年の旧正月は明日の5日だから大晦日と考える手もあるが。
どちらにしろ、2回お正月があるということは良いことだ。
1月の初めに「今年は〇〇をがんばるぞ」と決めても、気持ちだけで行動が伴わないこともある。それを再度「がんばるぞ」と気合を入れる日がまたあるということだ。
「できれば毎日noteを書きたいな」と思っていたことを「毎日noteを書くんだ!」と変えるきっかけにできる。なんて素晴らしい。
たとえ、旧正月の決意が続かなかったとしても心配ないのがまた日本の良いところ。次は春分の日がある。「自分で決めたことができないなんて… どうせ私はダメな人間なんだ…」と自己否定しなくて済む。
春分の日の次は、4月1日がある。新年度が始めるついでに「新しいスタートだ」とやり直せる。
さらに今年は5月から年号が変わる。「新しいスタートだ」と切り替えればいい。
6月には衣替えだ。今までの私は脱ぎ捨てればいい。
7月はなんだ? そうだ、梅雨明けがあるじゃないか。ひまわりのように、晴れやかな気持ちで上を向くのだ。
8月は暑い。無理に頑張らなくていい。熱中症にならないことと、おなかを冷やさないように心がけるぐらいでいい。
9月には新学期が始まる。子どもや学生でなくても、新学期を始めればいい。
10月。体育の日がある。スポーツの秋。読書の秋。それと同じように、ダイエットの秋、習いごとの秋、仕事の秋…と自分で勝手に名付ければいい。
11月。そろそろ1年が終わる。「今年中にやっておきたいことはなんだろう?」と振り返って、どうしてもやっておきたいことをやればいい。
12月。がんばるな。街はきらめくパッションフルーツだ。毎晩ウィンクしてるんだ。秘密めいた扉がどこかで開くし、キャッツアイが見つめてる。誰もかれもが浮き足立ってる時に、何かに集中できるわけがない。頑張らなきゃいけないことは、勝手に頑張ってる時期なんだ。
日本は良い国だ。毎月なにかのきっかけを作ってくれる。そのたびに気持ちを新たにすればいいのだ。
この4ヶ月で1回しか行ってないジムだって、旧正月きっかけで「今月から週1回行く」と決めることができるんだ。
そうか… このあと1回も行ってないのか… オプションつけた意味ないやん…
と思ったとしても、半年後には
「旧正月があったから頑張ることができました。あの日のおかげで深田恭子みたいな体になることができました。んふふ」
と言えるように変えられるんだからな。