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はじめてのマクドナルド<フィレオフィッシュ>

先日、ぼちぼち仕事を再開し、でも以前よりも早く切り上げて帰ってくる夫の手に小さな紙袋がありました。

ハイ、お土産!

と渡されたその袋はマクドナルド。

袋がかわいいと思いました。

「え!!何事?」と驚いた私に夫は、

「これ、マクドナルドの何かが10周年記念でただでくれた。」と言うのです。

実は夫、今まで一度もマクドナルドを食べたことがなく、興味もなかったそうで、今日はたまたま仕事先で偶然もらった時に
「フィレオフィッシュです」
と言われて、一体なんのことだかわからなかったそう(笑)

私はてっきり、牛肉が食べられない私のためにわざわざフィレオフィッシュを選んでくれたのかと思ったら、本当に偶然だったそうでラッキーでした。
特に選ぶ余地もなく、突然渡されたので「あぁ、ありがとうございます」とありがたくいただいたそうです。

ファーストフード店に縁がない

実は実は、私自身もマクドナルドにはご縁がなく、記憶にあるのは1回だけ。数年前にこちらからの出張で日本の国際空港に超絶早朝到着した際に、他のお店がまだ開いておらず、たった1店開いていたマクドナルドに入り、おそらく同じフィレオフィッシュを頼んだのですが、
超混雑していた店内で、あまりのお隣のと空間の幅がなくてキュンキュンの席に圧倒されて居心地が悪く(スーツケースなどの大荷物を皆がそれぞれ持っていたのもあり)
「なんだかぺったんこで味気ないなぁ」と思いながらささっと食べてすぐに去ったという印象だけでした。

もしかしたら日本の学生だった頃に1度くらいはマクドナルドに行ったのではないかと思うのですが、定かではありません。ドトールやモスバーガーは今までに恐らく4~5回は(それでも2つ合わせて10回も行ったことがないです)行ったことがあるので、もしかしたらマクドナルドは本当に思い出せるこの1度だけかもしれません。

タイのマクドナルドは高級品

タイにももちろんたくさんマクドナルドはありますが、タイの食物価を考えるとマクドナルドは高級食なんです。フィレオフィッシュ(単品)1つの値段で、普通のランチを2回食べることができてしまうのです。
そもそも夫は”ファーストフード”自体に全く興味がなく、そしてサンドイッチ的な軽食にランチの2倍お金をかけて食べたいとは思わなかったそうです。

スウェーデンでもマクドナルドはわりと高級で、安いから行くという印象は全くありませんでした。(当時は、アメリカの会社ということで利用しないという人もたくさんいました)

マクドナルドは外国製品となるので割高なのだろうと思っていたのですが、
どうやらそれも、マクドナルドのブランド戦略のようで、少し高めの値段に設定して、中流以上のタイ人や外国人をターゲットにしているらしいのです。

思ったより重い

そんな人生初マクドナルドの夫と”恐らく”人生2度目マクドナルドの私が、突然手にしたフィレオフィッシュ

思わず記念撮影しました。

私の第一印象は、「あ!箱に入ってる!潰れてない。」でした。

夕食の準備はしていたものの、ハンバーガー系はきっと温かいうちに食べないと美味しくなくなっちゃうよね〜?ということで、まず夕食直前にいただくことにしました。

第2印象は、「結構大きい」

持ってみると、思ったより「重い」と感じました。二人とも同意見です。ずっしりとしているんですね。

一口食べた夫の第一声は、

「野菜が全く入っていないんだね」
でした。

確かに。
私たちの主な主菜は野菜で、魚やチキンを食べるときもそれと同量の野菜を取るのが常。そのため、なかなか野菜なしの食に慣れていないのです。
夫の二言目が、

「パンが結構美味しいね。白いソースもなかなか。」

でした。あれ?笑 魚パテについてのコメント一切なし…。

フィレオフィッシュの中身は、魚のパテ、チーズ、タルタルソース(?)でした。結構なボリュームに、私は

「日本のフィレオフィッシュってこんなんだっけ?タイのフィレオフィッシュの方がもしかしてしっかりしてる?結構塩気が効いているわ〜」

と疑問に思ってしまいました。前回、空港で食べた時の印象が「薄い・味気ない」など、あまり美味しくない印象だったのです。

でも、今回いただいたフィレオフィッシュは、パテの厚みがしっかりとあり、衣がサクサクでなかなか良かったです。

フィレオフィッシュについて検索してみた

フィレオフィッシュが思ったよりもずっしりとしていたので、夕食が普通に食べられなくなった私たち。
大根の煮物だけをいただきました。
そんな夕食時に、どうしても気になったフィレオフィッシュについて検索してみたところ、こんな動画を見つけてとても面白かったです。

その後、こちらのニュースを見つけました。

このニュースによると、上の動画で見たスケソウダラ漁とその場での冷凍加工後に、タイに送られ解凍、加工して再び冷凍、その後日本に送られるんだそうですね。それが、2019年のリニューアルでは、タイは経由するものの冷凍を2回から1回に減らしたことで食感や風味がよくなったとのこと。

これを知って、もしかして、私の味覚正しかったかも!?

私が前回食べたフィレオフィッシュはリニューアル前のものであったことと、
しかも、まずタイに到着して加工される白身魚のパテは、どう考えてもタイのマクドナルに運ばれる時間が日本のそれより断然短いですよね。
ほぼ直送!

だから、今回のタイのフィレオフィッシュの印象がよかったのでしょうか。

タイではランチ2回分のお値段のフィレオフィッシュをタダでいただきました。良い経験で、満足です。
フィレオフィッシュの魚パテを生み出している、過酷な、でもなんだか格好いい仕事場の方達のストーリーを知ることができてよかったです。

アラスカの海のフィッシャーマン達に敬意。



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