好きな絵本/コんガらガっちは絶対ここも読んでほしい
待合の絵本で見つけた『コんがガらガっち』。
コんガらガっちの絵本はユーフラテスの貝塚さんと、うえ田さんが担当されています。
NHKの0655や2355、ピタゴラスイッチが好きで、佐藤雅彦さんも好きなので、前から気になっていた。
佐藤さんはデザイン界でも経済や難しい話をシンプルに誰でもわかりやすく、伝える「表現」がとても素晴らしく素敵な方です。昔からファン。
21-21 の展示も、とても面白かった。
文章にすると難しそうですが、体験型の展示でどれも長蛇の列w
懐かしい東京の思い出。
で、
絵本をまとめ借りして娘に渡してみた。
まとめて借りたせいで、毎度束でまとめて持ってきては「読んでー」と催促w
交渉して2冊ずつ読み聞かせをする日々。
(とってもヒット)
コんガらガっちの絵本、ここがいい
コんガらガっちの絵本のいいところは、
・指でなぞりながら進める体験型絵本
・大型絵本で読みやすい(たどりやすい)
・どの道を選んでも×(行き止まり)がない
これはね、深い絵本ですよ。
まるで人生かと思った(大人目線)
そう、大人としては、子どもへ読むのにとってもいいと思ったのです。この、
どの道を選んでも×(行き止まり)がない
例えば、よく見るタイプの迷路は「正しい道」と「間違った道」、「正解の道」と「不正解の道」がある。一つのルートが正解で、それ以外は行き止まりや、落とし穴や、マグマや針のむしろだったりするのです(恐怖!)
なんとなく刷り込みを感じていた。
正しい道を選ばないと痛い目を見る、失敗する、ジ・エンド。みたいな、ね。
でも人生はそうじゃないから、
なんでしょう、洗脳?だよなーと思っていた。
でも、コんがらガっちの絵本は、どの道を選んでもつながっている。体験する種類が違うだけで、そこに上下も優劣も正解も不正解もない。
これがとても重要で、とってもいいなと思ったのです。
何を選択しても、進める。辿り着ける。
見落としがちな紹介文
キャラクター紹介ページも面白いし、そして見落としがちだけど、ぜひとも読んでほしいのが、カバー最後の紹介文(!!)
これねぇ... めっちゃいいこと書いてあるのよ!
きみの すすむみちは、きみが きめるんだ。
(略)
いったい、どこに向かってどう進んでいるのか、あなたの頭の中はこんがらかってしまうかもしれません。けれど、行き止まりはありません。「間違った選択」というものは、ないのです。
すべてはゆかいなゴールへ向かって進んでいく道ばかり。だから、楽しみながら、わくわくしながら、どきどきしながら、何度でも道を進んでいってください。
ーどっちにすすむ?の本 より
みちくさを くって、すすもう。
(略)
より道をすればするほど、きっと、あなたの心は、楽しくも不思議な気持ちで満たされるでしょう。(略)まわりみちは、ゆかいな空想と大切な思い出を、必ず作ってくれるはずです。
ーあっち↗︎こっち↘︎すすめ!の本 より
... 泣ける😭
額装しようかと思った(本当)
ぜひともカバーは捨てないでね!
ワクワクを むねに、おそるおそる すすめ。
(略)
おろそしい出来ごとに遭遇してしまいそうな道もあるかもしれません。それでも、ワクワクを胸に抱いて、「おそるおそる」歩を進めてみてください。そこには、その道を選ばなければ出会えないはずの、特別な物語が待っていますから。(略)
ーおそるおそるすすめ!の本 より
ぬきあし さしあし、ぼうけんへ でかけよう。
(略)
ときに高い壁がたちはだかったり、道が途切れてしまうこともあるかもしれません。でも、その先に待っているのは愉快な物語の数々。勇気をだして、そーっと忍び込んでみてください。途切れた道も、「考える力」を使えば、きっとドアが開きます。そうして通じた道の先で、あなただけのストーリーが始まるのです。ぬきあしさしあし、今日あなたは、どんな冒険へと忍びこみますか?
ーぬきあしさしあしすすめ!の本 より
...。はっ!これは!
奇遇にも、最近ぼんけんを始める途中、波をザブンとくらったところ。
「ぬきあし さしあし、ぼうけんへ でかけよう。」
待っているのは愉快な物語の数々。勇気をだして、そーっと忍び込んでみてください。途切れた道も、「考える力」を使えば、きっとドアが開きます。そうして通じた道の先で、あなただけのストーリーが始まるのです
ぬきあし さしあし すすめ!
『ぬきあし さしあし』ってところが、妙にらしくて好感が持てるw
子どもだけでなく、大人も面白く楽しめる
コんガらせいぶつ、コんガらガっち
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あのおサルや、あの歌や、あのキャラクターも!
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