【ご報告】会社を設立しました。
1.ご報告
ちょうど1年前の2021年10月20日から1年ぶりの投稿になりますが、この度、株式会社MIGUSHIというウィッグブランドの会社を立ち上げました。
▼1年前の投稿はこちら
と言っても、2022年10月20日現在、社員ゼロで、私ひとりの小さな会社のスタートです。
ですが、さまざまな方に協力をいただきながら、絶賛、ウィッグを開発中でして、試行錯誤を繰り返しながら一歩ずつ前へ進んでいます。
今回は少しでも多くの方に「こんなことを考えている人がいるんだなぁ」と知ってもらえると嬉しいなと思い、会社のことをお話しさせていただきます!
2.MIGUSHIとは
昔は髪の敬称のことを"御髪(みぐし)"と呼ばれていたようで、源氏物語にもその言葉が登場しています。
会社名を考える時、初めは英語のカッコいい単語やフランス語のおしゃれな単語などを調べまくってました、、、
ですが、ちゃんと意味があってルーツのある言葉を選びたいなと立ち返り、色々探した時に出会えたのがこの言葉でした。
いずれ日本を代表するブランドとなり、世界の人にも知ってもらえた時に、日本の文化も一緒に知ってもらえるきっかけになれたら、そんな想いも込めて会社名をMIGUSHIに決めました。
3.魅える髪"MIGUSHI"へ
MIGUSHIはどんなブランドを目指すか。
それは「魅える髪になる」ことです。
私が学生時代に脱毛症になり髪がなくなった時、どん底の気持ちの中、藁にもすがる思いでありとあらゆる情報をネットで探し、育毛剤や増毛スプレー、サプリメントなどを手当たり次第試しました。
そして、最後の最後まで手が出せなかったもの。それが”ウィッグ”でした。
当時、男性用のウィッグはほとんどなく、"かつら"と呼ばれるものに近い、年配の方向けの商品が多く、さらにそれが高額だったため、20歳の青春真っ只中の青年にとって、なかなか選択しづらい状況だったのです。
高額、おしゃれなものがない。それ以上に大きな問題は、"ウィッグ・スパイラル"です。
髪がなくなりだし人目が気になるので、ウィッグをつけるようになると、今度はそれが不自然に見えないか、バレないかという不安にかられ、また人目が気になってくる、という不安の気持ちから抜け出せない状態になることを恐れ、ウィッグを購入する一歩が踏み出せませんでした。
そのため、私がMIGUSHIで実現したいことは、
「ウィッグをつける=薄毛や髪のトラブルを隠すこと」というイメージを「ウィッグをつける=自分の魅力を引き出すもの」というイメージに変えていきたいと思っています。
4.Timberlandや美乳ブラになる
すこし話が脱線しますが、私は学生時代Timberlandというブーツを愛用していました。かっこいいデザインというのはもちろんなのですが"厚底ブーツなので身長が盛れる"というのが、当時身長をコンプレックスに思っていた自分にピッタリだったんです。
また、社会人になって女性下着メーカーさまの広告を担当した経験もあり、その時初めて「美乳ブラ」というものがあることを知りました。
洗練され、女性好みなデザインの商品である一方、"盛れる"ということを直接的に言わず、"きれいな胸になれる"と価値に変換して訴求した、素晴らしい考え方だなと感心したのを覚えています。
もちろん、私と同じような悩みを持つ人だけがTimberlandを履いていたわけではなく、美乳ブラもその商品のファッション性を好んで購入される方も多くいらっしゃったと思います。
ですが、悩みを持つ人もそうでない人も等しくニーズを叶えることができるブランドというのは素晴らしいなと強く心に残っています。
これは、「普通と違う視点で捉えることで物事の本質を見つけだし、多くの人に共感してもらうためのメッセージを伝えていく」という"広告"の考え方に近いなと感じています。
前職の広告代理店で学んだことを絞り出し、ウィッグもそんな存在になれるように全力で取り組んでいきます!
5.最後に
決意表明してからの1年間、知識ゼロ、経験ゼロだった私ですが、ウィッグを使われる方のお話しを聞いたり、美容師や専門家の方に意見を伺ったりしながら、製造会社さんと商品の開発を続けてきました。
あともう少し。
納得のいく商品の完成まであともう一歩のところまで来ております。
まずは一つの商品を形にするまで全力疾走で駆け抜けます!
また、この1年間でたくさんのことを学んできたので、今後はまとめてnoteで投稿していきます。応援していただけますと嬉しいです!
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