疲れなのか加齢なのか、それが問題だ。【#7】
病院には様々な人が訪れます。脳外科外来もいろいろな方が通院してきます。通院してすぐに入院し、手術の準備をしないといけない方もいます。緊急入院になりますので、てんやわんやです。
脳外科外来から入院した方からは、ときどき素直な感想を教えていただくことがあります。
肺がんの脳への転移が見つかって脳神経外科に紹介となった50代女性のモロさん。糖尿病がひどく、まずは血糖コントロールが必要でした。
状態が悪く、すこし急ぐ必要がありました。脳神経外科の外来にきた翌日から血糖コントロールのため代謝内科に入院、血糖が落ち着いたら脳神経外科に変わって手術という予定になりました。
入院当日に会いに行きました。ベッドサイドでの会話です。
モロさん「先生は誰ですか?」
わたし「昨日脳神経外科の外来で説明したつれづれですよ」
すると目を大きく開けて
モロさん「えーーーーーーーーっ!!???」と驚かれてしまいました。
わたしが面食らっていると
モロさん「失礼ですけど、外来の時よりだいぶ老けましたね。」
おおぃ、一日しか経ってないよ、どこの時間軸さまよってたんだよ
って心の中では思いながら
わたし「そういうこともありますよね。」って伝えたら
モロさん「そういうこともありますか、あるんですね。フフ」
(実際フフって言う人初めて見ました)
って納得されました。
納得されるものなんか違う・・・・・・
・糖尿病が酷い方は基本的に手術はしません。
・傷の治りが遅い、感染する、水分バランスや電解質が狂うなど、様々な悪いことが起こり得るからです。
・ですので、手術をしないと亡くなるという場合以外は糖尿病をある程度コントロールしてからの手術となります。
って糖尿病の説明する前に
若さを保とう!疲れた様子は見せないようにしよう!!
そっちの方が大事ですね、疲れていると見た目老けますし、患者さんに逆に心配されますもんね。
睡眠時間は大事です。
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