読書について
こんばんは。今日もお疲れ様です。
「読書について」ショウペンハウエル 著 |斎藤忍随 訳 を読みましたので感想を書きます。寒くて乾燥しますね。
京都の金閣寺では2024年初めて雪化粧をしたそうです。
刊行日:1960/04/05 文庫 160ページ
著者は「読書は自分で考えることの代わりにしかならない。自分の思索の手綱を他人にゆだねることだ」「多読に走ると、自分の頭で考える力が失われてゆく」と述べ、新刊が出ると飛びつく民衆を批判し、また営利目的で書く行為を強く非難しています。
読んでいて耳が痛いです。いえこの場合、目が痛いの方が適切でしょうか。
自分に芯がないまま、ただ多読を通して学んでも、愚者となってしまうだけで、思索することが大切だと、著者は書いています。
現代のインターネットやSNSは便利ですが、これまで以上に有象無象の情報にさらされることになります。とまあこんな駄文を書いている私なので、「誰が言っとんねん」というツッコミ待ちのような文書になってしまいました。
新書や誰かのおすすめの本に飛びついていた自分が恥ずかしい。古典や土台となるような本を読まずして、本当に重要なことは理解できない。おっしゃる通りです。と言ってる私はまた、著者に思考を乗っ取られ、思考停止しているだけに過ぎない。
久しぶりに読んで改めて学ぶこともあり、読書についての取り組み方を改めたいと思いました。また自分の中に軸がないと、いくら多読しても身につかないと再確認しました。
ちょうど、大河ドラマで紫式部をやるそうなので、そちらも見てみましょうかね。
最後までお読みいただきありがとうございました。