ねんねの話
うちのむすめっこはとってもよく寝る。
今も朝寝の最中で、2時間近く寝ているので、そろそろ起こそうかなと思っているくらいだ。
わたしは、これを、ベビーモニターを見ながら別室で書いている。
ベビーモニターは、先に出産した妹から、「すっごく便利だから!」と出産祝いでもらった。
このおかげで、むすめっこは寝室で寝て、別室でわたしは自分の時間、ということが実現している。
ほかの友達からは、「ねんトレは頑張ったほうがいい!眠れるとほんと違うから」と言われ、産前から産後にかけて2冊の本を読み、ネットでも情報を集めた。
そのおかげなのか、本人の特性かさだかではないが、今のところ、わたしが夜中に起きて授乳するのは一度で済んでいる。
でも、まあ、授乳が落ち着くには、1〜2カ月かかった。
わたしが出産した病院の授乳指導がどうやらわたしには合っていなくて、産後すぐはものすごくしんどかった。
わたしに妙なこだわりがあったこともあり、授乳に1時間半ほどかかり、授乳と授乳のあいだに1〜2時間しか寝れず、本当にへろへろだった。
このままじゃだめだ!と思い、先に出産していた友人達は、助産院にかけこんでいたなと思い出して、すぐ最寄りの助産院に電話をした。
その先生のおかげで、授乳は安定し、睡眠時間も確保できるようになった。
それとともに、わたしの気持ちも安定していった。
睡眠は大事。
本当にそう思う。
だから、こども中心の毎日じゃなくて、自分がよく眠るための生活、に視点をシフトして生きるのが、わたしにとっては大切だった。
あとは情報。
困った時に自分はどこに頼ったらいいか、先に母親になったまわりからあらかじめ情報を集めておく。
それは、自分の親世代の情報だけでなく、なるべく直近の新しい情報もとっても大切。
その情報とトライアンドエラーからのデータをたくさん集めてみて、自分と我が子に合ったスタイルを探してみるのがよかったと思う。
その積み重ねで、今、こうやって自分の時間がとれるから、むすめっことの時間がとても楽しい。
むすめっこが寝ていて、別々の部屋にいることすら、さみしいなー会いたいなーと思えるくらいだ。
そして、自分の人生、これからどうしようと考える時間もできてきた。
保存食の勉強がしたいなと思う。
梅干や味噌、お漬物など、ちょっと手間だけど、やってみたら意外と簡単、という保存食を、もっとみんなで気軽に体験したい。
そんな場をつくれたらいいな。
そこから波及して、簡単な和菓子教室とか、旬の食べ物をただ茹でたり蒸したりして楽しむワークショップとかやってみたい。
そんな場で、着物に割烹着で、ちゃちゃっと動ける粋な女性を目指したいな。
そんな話を、むすめっこが寝た後に、おっとと2人でちょっと食べたり飲んだりしながら(おっとはビール、わたしは炭酸水)話す。
そうしていたら、わたしには、産後おっとにガルガルしている暇はあんまりなかったな。
「むすめっこよ、今日もよく眠るんだよ」と話しかけながら、わたしは今日も夜眠る前のむすめっこをなでくりまわす。
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