30代半ば、退職してから転職する
大学を出た後はフリーター→事務職→教員→会社員と経て、次の進路を決めないままに退職した。
もらえる退職金や有給消化など、いろいろ考えた上で退職日を設定した。たぶん1年半くらい前から考え始めたと思う。
退職した4日後から、約1か月の海外旅行に出かけた。この航空券などは退職半年前から予約し始めた。
そのあとはいろいろ細かく動きながら、退職の約3か月後に転職活動を開始。年齢は30代半ば。しかも可能であれば年度明けから働き始めたい(≒年度内はもうちょい自由に過ごしたい)。
直近の会社に入る際は、コロナ真っ最中。それが明けてこの時期なので、約4年ぶりの転職…エージェントとかスカウトメールとか、時代は大きく変わった、のか、自分が知らなかっただけなのか…
さて、
前職と同業のものから、重なる部分もある(前職の経験を活かせる)職種、まったく違う職種など、10社受けた。
エージェント経由2社、転職サイトA社とB社で併せて6社、直接応募2社。
職務経歴書なんて初めて作ったのだが、これコロナの頃には存在していたのだろうか。前職がゆるかったのだろうか。
条件は、勤務地程度しか考えていなかったが、エージェントやらサイトやらいろいろ見ている中で、年間休日の数え方を知ったり、様々な福利厚生の存在を知ったりした。給与に関しても面接ではっきりと聞かれ、はっきりと答える必要があるということを知った。それも手取りか額面かで違いがあるということを。
自分の中で、勤務地、通勤時間、休日の日数、給与、残業時間などの条件をどんどん考えていった。
大学を卒業してからすでに10年以上経つが、いわゆるガクチカを聞かれるということを知った。なんなら高校時代の話まで。
前職をやめてから転職しようとしている理由を聞かれ、回答がどこまで本当か、自分で自分に嘘をついているような気持になった。それを何社にも何度も繰り返した。
エージェントさんに、オンライン面接での画面写りの注意事項を聞いた。細かいことだけど、自力でやっていた時と違い、自分が「それっぽく」なった気がした。
ちなみに退職を検討し始めた頃に「気軽にご相談ください」と言われ、本当に気軽に話を聞いたら、「そのキャリアでは…」といったことを言われた。腹立った半面、自分の客観視には必要だったのかもしれない。
そうこうしているうちに
・書類選考で落ちた→3社
・面接で落ちた→3社
・内定→2社
・内定が出たため選考辞退→2社
という結果に。
幸いにも自分の希望を叶えられる会社に入れることになった(給与に関しては、前職と同等をと思っていたが、実はけっこうUPしそう)。約1か月間の出来事。そしてその間10日間+1週間家を離れていたのだが、インターネットがある現在、どこでも就活できる時代なのだなぁと思った。
前職に在籍していた途中に、いくつか資格を取っていた。国家資格もあれば、ゆるいものも。でもそのチャレンジ精神や、計画立てて物事を進める力が、割と評価された印象。なんせ30代半ばで…脳はまだまだ回る!ってアピールにはなったかな。
選考中のエージェントさんからは「選考を受け切るまで待ってもらうべし」と言われ、内定をくださったところからは「早く返答が欲しい/内定出た状態で選考を受けると、同業だと横のつながりでばれる可能性あるよ、気まずいよ」と言われ。これがもっと激しくなったら「オワハラ」ってやつになるのだろうか。
入社した後のことは今はまだ分からないけれど…いったん自分で納得できたので、これで良しとしよう。