
魚屋さんになった理由
大学生活がスタートしました。
とりあえずバイトを探そう…とタウンワークを開きます。
私は千葉県から都内の大学へ通っていたのですが、
やはり県内より都内の方が時給も良いということで、
通学定期内の都内某デパートの食品売り場の求人を応募しました。
無事面接にも合格し、
アルバイトを開始することになったのですが、
受かった後に気付いたのです。
あっ、魚屋さんだったんだ、ここ。
デパ地下のレジ…ということしか理解せず応募してしまったのです。
そもそも
デパ地下が売り場ごとにレジが分かれていることを知りませんでした。
スーパーのレジのようなイメージだったのです。
アルバイト開始前。
そのデパートでは、これから働き始める人が接客のノウハウや、レジの使い方を習う講習会が用意されていました。
講習会では様々なフロアの人が集まり、接客の練習をし合うのですが、
鮮魚売り場で働くことを伝えると皆さん、
『魚屋さんなんですか!?凄い意外ですね!?』
『ケーキ屋さんとかかと思いました!』
と驚かれます。
私が一番驚いてますよ。
そんなこんなで魚屋でのアルバイトがスタート。
初めてのアルバイトな物で、
シフトというものをどう提出したら良いかよくわからない。
よくわからないけど空いてる日時全部書いて提出したら良いのかな…?
と思い提出したところ、
全くシフトを削られることなく、
大学帰りほぼ毎日+休みの日はフルタイムで出勤という
とんでもないスーパーアルバイターになってしまいました。
更に初めての大学生活なもので、
中間テストというものがいつあるのかよくわかっていなかった。
気付いたらもう、テストが近いということに気付く。
あれ?私毎日バイトなんだけど…
えっ?
あれ?
いつ勉強すんのこれ
いやもうシフト出しちゃったしやるしかない。
通学時間は1時間半ちょい。
快速電車で30分座れない時は貧血を起こすことも多々ありました。
電車降りた後に気付いたら駅のホームの椅子で寝てしまうこともありました。
初めてのバイトで慣れない作業を覚えつつ、
閉店時間までバイトした後帰ってテスト勉強。
テストが終わるまでは…必死にやらなければ…
死に物狂いでした。
そして最後の教科のテスト当日…
疲れからか気の緩みからか遂に寝坊をしてしまいます。
必死に勉強したのにテスト受けられないなんて…!嫌!絶対諦めない!
大急ぎで大学へ向かいます。
その教科は確かテスト開始後30分以内なら入室させてもらえたのです。
結果はギリギリセーフ
なんとか駆け込み入室させてもらい無事テストを受けさせていただけました。
点数も充分に取ることが出来一安心。
それからは余裕を持ったシフトを入れようと心掛けるのでした…。