私の不妊治療2nd④「保険診療万歳」

まず移植の結果の話ですね。
陰性でした。

HCGが1以上あったため、化学流産と言われました。
今まで陰性の時に、HCGがこれだけあったことがなかったので、初めての経験です。
「かすった」というには低すぎる気もしますが。

自費診療と合わせれば二段階移植を2回繰り返したのにダメだったことになりますね。
移植も難しい、まぁ私の場合は、本当に卵子の質の問題なんだと思いますが…。


さて本題、ここではこれまでかかった費用のお話をします。
自費診療時の費用の話はこちら。

まぁ採卵と移植で100万軽く超えるのはデフォです。
当時は30万円の助成金があったのですがそれでも約70万円かな。
そして今回は保険診療適用になって初めての治療で、新しいクリニックに通った結果です。
結論が衝撃的なので先にお伝えしたいです。

初診からスクリーニング、内膜炎の発見と治療、採卵、移植、判定まで。

84,756円でした。

はー?…マジ?
自分でも驚きの安さ。なんということでしょう。

保険診療、当然自己負担が10割→3割になるというのが一番注目されている点ですが、
個人的にはそれ以上に大きいと思うのは、
高額療養費制度と、医療保険が使えるという点…!

高額療養費制度に関しては、人それぞれ標準報酬月額が異なるため、私ほど旨みのない人、逆にもっと手出しの少なくなる人はいると思います。
医療保険も加入時期や契約内容によってカバー出来る出来ないがあるはずですので、あくまで私の場合は、です。

ではここで内訳をみていきましょう。
どうぞ。

ね、高額療養費制度と医療保険によるキャッシュバック()が大きい!

一部補足します。
・卵管造影検査は保険適用ですが、子宮鏡検査は自費診療です。
 私は都合上同日にしたので卵管造影検査も自費になりました。
・排卵後の血液検査をする為に、排卵が遅いタイプの私は数回エコーに通い、排卵のタイミングを余計に確認しています。
・標準報酬月額は、毎年4-6月の給与で決定され、9月~翌年8月までの限度額適用の基準になります。
・手術給付金の対象でも、1日に複数受ければ1回の支払いです。

去年の4月ってまだ育児休業から復帰していなかったので、収入なかったんです。そのため、限度額が57,600円で済みました。
実際採卵数が多くて且つ顕微授精数も多い私は培養結果聞きに行くときの支払いが10万円超えるんですが、採卵時点で限度額に達していたのでお支払いなしでした。
月を跨いでしまうとこうはならないので注意です。
ちなみに現在進行形の採卵・移植周期は、今年の4-6月基準のため限度額上がってます、つらい。

手術給付金に関してはやむを得ないですね。大体同じ日になるものなので。
クリニックに頼んで連日通えば別々にしてくれるんだろうか。(笑)
先進医療特約は絶対つけるべきですね。全額返ってきました。
これも契約内容及びクリニック側の診断書の内容による!と電話口ではいわれました。


さて、保険だとこんなに安く済んだわけですが、実際自費診療で同じことをしたらどうなったんだろう?
気になりません?
10割負担になるという単純計算で出してみました。
※当然医療保険はおりません。

ま、こんなもんですね。
実際自費診療となると、クリニック毎に価格設定が違うので、一概に保険点数の10割、という計算はできないんですよね。
今通っているクリニックでいえば、10割負担の場合より安く設定されてるものが多いです。
良心的!

ただ前述のとおり保険適用される前は実際採卵移植で100万円を軽く超えましたし、
去年夏、別クリニックでの自費移植の費用を見ると、やっぱり40万円は超えてます。
なのでこの計算結果は大きく事実と異なるわけではないのかなと。
クリニックによる差がかなり大きいです。ここ重要。


とにかく今回の治療費は不妊治療保険適用というガースーの大きな功績によって、大きく削減され、救われました…!

…保険適用だと難しいところもあるんですけどね。
私はホルモン周期だとどうやら黄体ホルモンが足りないようで。
移植陰性の結果を受けて移植日当日の血液検査の結果を説明されたときにそういわれました。
ただ保険適用での移植だと黄体ホルモン補充に使える薬の量って決まっていて、すでに最大量処方されていたんです。

次回はホルモン補充ではなく自然周期にするかもしれません。
自然に出るホルモンも止めないので黄体ホルモンが足りなくなることはないそうですが、いかんせんタイミングが読めないので2日に1回は受診が必要だそうです。
そうなるとさすがに会社に言わないといけないかな…気が進みませんが。


あと、余談ですが、
二段階胚移植も保険移植回数としては1として数えられます。
二段階胚移植を希望している場合で凍結胚が1つしかない場合は、そのまま採卵できます。
(基本は、凍結卵がある場合保険採卵はできません。)
ただし、必ず凍結卵を移植することが条件ですし、そもそも二段階胚移植自体万人に勧められるものではないので、ドクターとよく相談を!

実はこれを書いているのはすでに採卵⑤の後。保険金、もっとすぐ振り込まれると思っていたのに、全然でした。
24個取れ2個変性卵でした。
前回ふりかけは全滅したのでALL顕微、やっぱりね。

受精培養結果はまた後日。
毎回毎回凍結率めちゃくちゃ低いので、期待値は低めです。
受精率通常は約70%もあるなんて、すごいですね。違う世界線だ。
移植に進めたらいいんですが…ねぇ…

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