つら美

不妊治療を卒業して子育て中。 9時から17時半まで働く正社員ワーカー。 不妊治療はこの…

つら美

不妊治療を卒業して子育て中。 9時から17時半まで働く正社員ワーカー。 不妊治療はこの世の地獄。

マガジン

  • 私の不妊治療

    不妊治療〜出産までを綴った個人の体験記です。 不妊治療をされている方はもちろん、これから始める方、不妊治療について知らない方にも読んで頂けると実態が分かるかもしれません。

最近の記事

私の不妊治療2nd④「保険診療万歳」

まず移植の結果の話ですね。 陰性でした。 HCGが1以上あったため、化学流産と言われました。 今まで陰性の時に、HCGがこれだけあったことがなかったので、初めての経験です。 「かすった」というには低すぎる気もしますが。 自費診療と合わせれば二段階移植を2回繰り返したのにダメだったことになりますね。 移植も難しい、まぁ私の場合は、本当に卵子の質の問題なんだと思いますが…。 さて本題、ここではこれまでかかった費用のお話をします。 自費診療時の費用の話はこちら。 まぁ採卵と

    • 私の不妊治療2nd③「4度目の移植」

      前回の記事で、8月には移植に進む、と書いていたのですが、延期に延期を重ねて9月になってしまいました。 採卵から実に3か月…!無駄に時間を食ってしまった理由、実は自分ではよくわかっていません。 最初のタイミングは、お盆休みにかぶってしまうので延期。その後は薬でタイミングを整えてお盆明けすぐ移植できるように、と聞いていたのですが、お盆前の受診時に卵胞発育が確認されていて、結局延期になりました。 お盆明けにやっとプラノバールを処方され、9月にやっと移植日が決まりました。 前医で

      • 私の不妊治療2nd②「諦観の採卵術」

        内膜炎の治療方法にはいくつかあり、 これを試してダメなら次、その次はこう…と最初に説明を受けましたが 私の場合は無事、抗菌薬2週間内服だけで治り、治療が終了しました。 ただ、それが分かるまでに2カ月かかりました。 “薬を飲み終えてから2週間後あたりの内膜が厚くなったタイミングで検査する”予定で その2週間の間に生理が来て終わっているとの見込みだったのですが、 生理周期が不定期すぎる私、検査ができるはずだったタイミングと生理開始が完全にバッティング。 生理が来てしまえば当然内

        • 私の不妊治療2nd①「スクリーニング」

          二人目不妊治療を再開しました。 最初は凍結卵の移植だけで終わらせようと決意していたのに、 再開した理由。 それはとても単純なもので。 まず前提として二人目が欲しいという気持ちが強いのはもちろんのこと。今いる息子に弟や妹がいる楽しさも教えてあげたいし。 でもそれとは別に3つ、心を動かす出来事がありました。 1つ目は姉の妊娠。 私は3人姉妹なのですが、2人の姉がいずれも3人の子供の母親に。 やはり不妊治療なく妊娠できるというのはとても羨ましい。 私にとってそれは叶わないものだ

        私の不妊治療2nd④「保険診療万歳」

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        • 私の不妊治療
          30本

        記事

          お引き取りください

          実はまだ許してない。 不妊患者を見下して嘲笑した人のこと。 あたかも自分は一般的な、良識の有る人間だと示す文言を並べ それでいて不妊でない自分は優位な立場にあって、不妊患者を馬鹿にすることは何ら問題のない行為のように。 私からすれば、そういった人間の方がよっぽど醜い。 不妊症を患い、心身を傷め、自暴自棄になって人を憎み蔑んでしまう人間より、 何も失っていないのに、何の被害もこうむっていないのに、 ただ苦しむ人間を嘲る人間の方が、何倍も、ずっとずっと、醜い。 不妊治療は辛

          お引き取りください

          私の不妊治療外伝「2人目不妊治療」

          2人目不妊治療をしました。 そして、終わりました。 本当に本当にあっけなかった。 始める決心も、通院の悩みも、結果も、一瞬で過ぎ去っていってしまった。 凍結卵は3つありました。 前核期胚が2つと、 胚盤胞と呼ぶには心もとないグレードの胚が1つ。 一応保険適用移植も視野に入れて、とりあえずは先生の話を聞こうと、 子供を母に預けて二人でクリニックに行きました。 それが7月上旬の話。 ある程度予想はしていたけれど、先生に勧められたのは前回同様の2段階移植。 保険適用はなく、

          私の不妊治療外伝「2人目不妊治療」

          心のよりどころ

          不妊治療を卒業して2年半。 この間にたくさんの幸せを手にして、多くの情報を手にして、生活が目まぐるしく変わり、時間に追われ…そして失ったものもある。 私の中に、「自分の子供を一生抱けないかもしれない」という考えは、もうない。 あの時の不安も絶望も、身につけた知識も、薄れていく… 今となっては当たり前となった日常に飲み込まれてしまった。 良いこと、のはずだけど、少し落ち着かない。 あの時何を心のよりどころにして、何をどう考え、どうやって困難に向き合っていたのか。 それは紛れ

          心のよりどころ

          女性のキャリアと妊娠出産家事育児

          こんにちは。とある中小企業の正社員です。 子供が1歳。4月から仕事復帰。 元々はもちろんフルタイムで働いていたけれど、 復帰後は6時間の時短勤務。 よくある状況ですね。 よくある状況。ありふれた光景。 でも私にとっては初めての体験。 多くの人が当たり前にやってきた事なのに、私は不満だらけ。 なんでこれが令和の時代のスタンダードなのか 考え始めるとイライラして仕方がない。 産休。仕事から離れるのは母親の役割。 実際に身体を傷めて出産するのは母親なので産休は仕方がない。 育

          女性のキャリアと妊娠出産家事育児

          私の育児奮闘記#6「夢にまで見た」

          ある快晴の日、大阪府豊中市の服部緑地に行きました。 すぐ隣を新御堂筋が走り、新御堂筋は中央環状線に繋がっているので、大阪府内アクセスしやすい公園です。(もちろん渋滞が発生することも多いですが…) 大阪北部には太陽の塔で有名な万博記念公園もありますが、入園料がかかります… 服部緑地は無料でいいですね。 と言ってもこの日服部緑地へ足を運んだのは 姉家族がそこにいると連絡を受けたから。 就学前の子供が男女1人ずついる姉。朝から服部緑地で遊んでいるとのこと。 天気も良いし行こうかな

          私の育児奮闘記#6「夢にまで見た」

          産休・育休中のリスキリング!?

          お久しぶりです。 最近なかなか書くネタがなかったのですが、衝撃的なニュースを目にしたので書きます。 既に大炎上中です。 自民党の大家という人が参院本会議で「産休・育休中のリスキリングでスキルを身につけたり学位を取ったりする人を支援できれば、キャリアアップが可能になることも考えられる」と言い出し、 岸田首相が「育児中など様々な状況にあっても主体的に学び直しに取り組む人々をしっかりと後押ししていく」と答えたっていうトンデモ話。 これ、”賃金上昇のため““産休育休がキャリアにと

          産休・育休中のリスキリング!?

          不妊治療の苦しみを。

          もうすぐ息子が1歳になります。 先月から数歩歩くことはあったのですが、ここ1週間ほどで歩行がとっても安定し、十数歩以上てくてく歩くことが増えました。 ファーストシューズを買わないと。 1歳になったら初めての家族旅行。淡路島へ。 まだまだ昼寝時間が必要だけれど、楽しめるかな。 2年前の今頃は、まだ移植前。 卵巣過剰刺激症候群によって10日間入院し、退院したところ。 思えば2年前の今頃も、淡路島に行くつもりにしてたんだったな。 でも入院中水がたまった肺は退院後もすぐにはよくなら

          不妊治療の苦しみを。

          私の育児奮闘記#5「ベビーフード研究」

          私は料理が好きじゃない。 苦手とは言いません。味音痴でもないのでレシピ通りに作って失敗、ということはあまりないです。 ただ普段やらないで済むならやりたくない、つまり経験値がないので、手際効率は今でもかなり悪いと思います。 一番面倒なのは献立を考えること。 ぶっちゃけ私は納豆ご飯とみそ汁という献立でも3食カレーでもいいのですが、栄養が偏るし、夫はそういうわけにはいかない… けれども残念ながら夫も同じく料理好きではないので、結婚後1年経った頃からずっと宅食を頼んでいます。 もち

          私の育児奮闘記#5「ベビーフード研究」

          選挙ってやつ

          投票日が近づいています。 当日に行けるかわからないので期日前投票してきました。 去年の衆議院選挙は行けなかったんです。 投票日当日は出産予定日直後…ということで、期日前=予定日間近でいつ破水してもおかしくなかったため…。 郵送投票の対象じゃないんですよね、臨月妊婦の投票ハードル高い。 でも恥ずかしながら、投票に行きたいと思ったのは去年が何年振りかのことでした。 私を変えたのは、アベノマスク(笑) 正直、とち狂った人間しか思いつかないようなとんでもない愚策だと思いました。

          選挙ってやつ

          帝王切開と自然分娩と無痛分娩

          色々論争が絶えない話題。 そもそも、心身の負担は産婦本人しか負わないので他人が口出すことではないのだけど。 何が正しい、楽をするな、愛情が云々って、何様のつもりで言っているのだろうね? 私は自然分娩だった。 いざというときには無痛に出来る、という選択肢がとれる病院が近くにあればそうしてただろうけど、なくて。 でも最初から無痛にするつもりもなくて。 痛みに強いわけでは決してないのだけど… 「子を産む痛み」を経験してみたかったから。 世の中のイメージとして、出産って美化され

          帝王切開と自然分娩と無痛分娩

          私の育児奮闘記#4「睡眠不足」

          息子は良く寝る子でした。 退院してすぐは3時間おきの授乳が必要… と覚悟して挑んだ育児生活。 でも息子は3時間おきに目を覚ますことはありませんでした。 アラームをかけて寝るものの、アラームが鳴っても息子は眠ったまま… もう少し良いかな、と思っていたら1時間寝てしまった、ということを繰り返したもの。 しかしその事を健診で相談すると、大きく生まれたこともあって、 「本人が空腹で泣くまで寝かせてもいい」ということに。 それ以後深夜に起きるのはたったの1回、という日々が続きました。

          私の育児奮闘記#4「睡眠不足」

          私の育児奮闘記#3「キミと私の幸せは」

          久しぶりの投稿です。 なにやら色々試行錯誤している間に時間が過ぎていき、なかなか書く時間がありませんでした。 3月31日。 去年のこの日は最後に不妊専門クリニックに行った日です。 あれから1年、今は横にふてくされた顔をしてこちらを見ている息子がいます。 今週末で生後5か月です。 今でこそ喃語をあれこれしゃべり、先日から頻繁に「だーっだーっ!」と声をあげるようになりましたが、 もちろん新生児期から生後2か月くらいはそんなことなく…。 平均より早く笑顔を見せてくれるようにはな

          私の育児奮闘記#3「キミと私の幸せは」