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妻、北アルプス奥地へ単身赴任

先日、妻が単身赴任で出発していきました。

職場は北アルプスの中でも奥地にある山小屋。

下界から徒歩10時間近くかかる山の中です。

周りには山と池しかありません。
少し前までは電波さえも通じなかった、
そんな場所です。

妻は昨年もそこで働いていて、
今年も呼ばれて行くことになりました。


私はホテルの仕事があるので家に残りますが、
小屋のサポートメンバーとして、
主に下界から妻や山小屋のサポートをしていくことになっています。


妻がいるのはこんな場所


私の記事をご覧いただいている方はご存知かと思いますが、
私たち夫婦は山小屋で出会い、
その繋がりでお付き合いをして結婚しました。

そのため山小屋で働くこと自体は
お互いどんなものか知っています。

とはいえ結婚してからまだ4ヶ月。

まだ新婚生活と言ってもいい時期。(ですよね?)

結婚して早々に離れて生活することを
皆さまはどのように感じるのでしょうか。


私はというと、すんなり受け入れられたと
思います。

まず山小屋で働いていた時に前例がいたため。

元々私が小屋で働いていた頃も新婚さんのスタッフがいました。

だいたいが男性は下界で働いていて、
女性が山に来ます。


その時は
「新婚さんでよく来るなぁ」
「旦那さん反対しなかったのかなぁ」
と思っていました。

しかし、いざ自分が送り出す立場になってみると

「ダメ」とか、「行かないで」とか
そういう言葉は一切出てこなかったです。

寂しさは決して無いわけではないのですが、

それ以上に山や自然を相手にした時の、
パートナーの生き生きとした様子を知っているから。

そして最も好きな場所で、
誰かに必要とされ、頼りにされている
ということ、

それはきっと妻にとって、
とても良いことなんだろうと思っています。

山に対して、私よりもはるかに感受性豊かで、
人に対しても愛想の良いパートナーは、
きっと山に来る登山者に対しても
良い影響を与えると思っています。


そんなわけで妻の選択を、あまり躊躇することなく後押しすることができました。


これが「半年行きます!」だったら
寂しさが勝って拒否していたかもしれませんが笑


小屋開けの大変そうな様子を聞くと、
近くでサポートしたかったな、
と思ったりはしますが、

それとは別に、私にとっても「自分も頑張らなきゃ」と刺激になります。


今思うのは結婚したからと言って、
常に一緒にいなければいけないわけではないですし、やりたいことがあるのなら、
それを応援するのは良いことだと思っています。


むしろ結婚しているからこそ、
その人の一番近くで応援できるのではないか、
と思っています。

私にとって、対外的には「妻」ですが、感覚としては「パートナー」でありたいとも思っています。



幸いイーロンマスクさんのおかげでwifiは使えるので、LINEでのやり取りはできます。

そして登山口までのバス賃3200円と、
10時間くらい歩けば小屋に辿り着いて
直接会えます。


先日早速1泊2日で行ってきましたが、
それはまた今度綴りたいと思います。

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