夫婦円満から熟年離婚に至るのはなぜか？

最近は有名人の熟年離婚が増えています。

石橋貴明と鈴木保奈美に市村正親と篠原涼子。

どちらも夫婦仲は円満で家族関係は良さそうに見えていただけに、

まさかの離婚の発表となり驚いています。

両者はともに芸能人で自立して生きていける地位を確立されています。

したがって経済的な心配はほとんどありません。

一方、お子さんに関する問題では少々事情が違っています。

石橋貴明と鈴木保奈美の元夫妻のお子さんは自立できる年齢を迎えられ、

子育ての負担や不安は軽減されてきている状況であります。

逆に市村正親と篠原涼子の元夫妻のお子さんは中学生と小学生でもあり、

まだまだ子育ての真っ最中でもあります。

しかも72歳の市村さんが親権を持つという事も驚きであります。

また、両者とも円満離婚？の様子で慰謝料等のお話しもありません。

なぜ離婚するに至ったのか？は分かりません。

夫婦お互いが納得して離婚した上で、お互いの人生を尊重し合う。

それはそれで一人の人間として素晴らしい事だと思います。

一度きりの人生が一本道である必要もないのかなとも感じます。

ただし、お子さんにとってはどうなんだろう？と考えてしまいます。

特に市村正親と篠原涼子のお子さんはこれから思春期も迎えます。

私自身も中学二年生の時に両親が離婚しました。

当時は離婚そのものが珍しく後ろめたさを感じる部分もありました。

私も学校の友人に知られたくなく思っていましたし、

自分自身が目立ちたくなく内にこもってしまった事を覚えています。

また、思春期に形成された潜在意識は今なお残っています。

決して恥ずかしい事ではないんですけど、決めつけている自分がいます。

お二人のお子さんには心身とも伸び伸びと育って欲しいものです。

私も50歳を過ぎてこれからの人生を年々考えるようになりました。

おそらく夫婦で目指す道は違ってくると思います。

今、現時点では将来何がしたいか？とかは定まっていませんが、

どちらかと言うと自分一人で好きな事を探すタイプです。

ただし、夫婦で旅行もしたいし美味しい食事もできればなと思っています。

当然これは私のありたい姿で妻とは違うかも知れません。

2組の元夫婦は将来像を真剣に話し合われたかどうか分かりません。

話合えば話し合うほどお互いの価値観のずれに気付くかと思います。

その時にどれだけ相手の考えを認め合い受け入れていくか？

それが、夫婦円満の秘訣なんだと思います。

ただ、人生で最大の目的は夫婦円満なのでしょうか？

と、一方では思うわけであります。

夫婦という形よりも尊い人生の目的はあるのかも知れません。

きっと2組の夫婦には人生の目的が見つかったのだと感じています。

その目的をより早く実現するための離婚では？と勝手に思っています。

実際はどうかは分かりませんが、色々と考えさせられました。

私も真剣に残り約50年弱の人生を考えたいと思います。