SUNABACOのアントレプレナーシップ育成講座を受講したよ 後編
アプリの作り方
「指示した作業が未完了っていうのが一番困るんすよねぇ」というみやさんの言葉から作業終わんないよ!ヘルプ!!アプリ(仮)を作り始めました。最初は「やばいよ」と書かれたボタンがあるだけのものから始まりました(笑)
インセプションデッキの提出もかなり粗いやつをギリギリで出しました。劣等生すぎる(笑)
「試行錯誤を資産に変える」とか、「リソースを最適化して歩留まりを上げる」とかは書いてますけど、この段階では細かいことは何も決めてなかったです。ここからプログラマーのくろせさんとUXデザイナーのはまださんが主体となって、顧客のみやさんとスプリントを回してくれました。正直僕は一切関わってないです。
3回目のスプリントのあたりで「ボタンは2個だけにして。Tinderにして」と言ったくらい。
そして、発表時前日
発表会のある週は高松→東京→静岡→名古屋→大阪と出張していたので、スライドのドラフトを作る時間が無く講師のカンパ氏に「テキストでスライドの骨子だけ送るから、それで許してください!」と懇願して締め切りの午後8時直前に送ったのがコレ
そして、その後にどうしても外せない用事があってホテルに戻ってスライドを作り始めたのが深夜0時。。。
午前3時まで作業して寝よう
時間を無限に掛けれるなら、そりゃ良いものを作れるんですけど、基本的にいつだって僕たちは締め切りと戦っている訳です。決められた時間内で最大限のアウトプットを出すしかないんだ、いつだって。。。まぁ、取り掛かるのが遅かったので自業自得なんですが、ここで諦めるわけにはいかないので先に終わりの時間を決め、短時間で資料を作成するために次のルールを決めました。
デザインには凝らない
背景は白
文字は2色
1ページに1つのメッセージ(1ページに使う時間は18秒)
アプリ作成のプロセスは最小に。無くても良い
アプリの存在理由とそれがもたらす効果を強調
このルールで作成すれば他のチームとは大きく差別化出来るだろうと踏みました。根拠はXでの受講生のやり取りから以下の推測をしていたからです。
スライドの作成に時間を掛けているようなので、きっとカラフルで画像を多用したスライド資料を作成しているのだろう
真面目そうな人が多いので、きっと講座で教わった流れに沿ってスライド資料を作ってくるのだろう
アプリの開発に情熱を注いでいるように見えるので、きっとアプリそのものの説明にページを割いた資料を作ってくるのだろう
もし、卒業制作発表会が本当に「発表会」であるのなら、自分たちの努力の過程を発表しても全然OKだと思います。しかし、発表会と言いつつも実際は「短い期間でアントレプレナーシップをどこまで体現出来たかを競う場」であったと思います。
いつの時代も経営者が知りたいのは「過程」ではなく「結果」です。そして、今回の審査員も恐らく「そのアプリをもし自分の事業に使った場合、どのようなインパクトが得られるか?」と思いながらピッチを聞くはずだ、と考えました。ついでに、このルールならテキストを書くだけなので、資料作成そのものには時間が掛からないのです。
差別化
受講生と審査員の傾向を考えた時に、恐らく資料作成の方向性は間違っていないだろうと思えました。とはいっても、短い時間で資料を作ったのと、寝不足と空腹で予選の時には正直手ごたえがありませんでした。
本選に出場が決まったタイミングで資料のストーリーとロジックのつながりが弱い部分を修正しました。出番が後半だったので、本選を右耳で聞きながら、左耳でチームメンバーと会議しながらの修正作業でした。本選の他のチームを聞きながら方向性については確信を持ち、差別化の作業を更に進めていきました。
まず、視覚的に直した方が良いと思ったデモ動画の編集し、挿入した方が良いと思った画像をその場で撮影してアップし、最も決め手になると思ったBIのグラフについては予選バージョンを削除してイチから作成し直しました。結局、BIのグラフの差し込みが終わったのは発表一分前でした。ギリギリでした。
また、プレゼン発表も僕一人がしゃべるのではなく、顧客であるみやさんに当事者として次のセリフを言ってもらうのが効果的だと思いました。
本気でピッチした
講評でなかまこさんに言われてしまったけど、こういうのが僕の仕事なので僕ってプロなんですよね。。。だから下手なことは出来なかった。それに本選はYoutubeで生中継されてるし、自分のためにもメンバーのためには手抜きは出来ないと思って本気でピッチしました。本気っていうのは「本気で農園の未来をハッピーにする」と思ってピッチしたという意味です。
勝つとか、勝たないとかは本当にどうでも良くって、自分の仕事として振り返った時に及第点を取れるようにやりました。
結果的に優勝出来ました。メンバーが喜んでくれたので、それはとても良かった。一人くらい現地に行っていれば良かったとも思ったけど、今回は全員がオンラインだったからプレゼンが上手くいったのも事実だったりするし、その辺は難しいですね。マルシェは行きたかったな。
他の受講生の方たちも一生懸命やられてましたし、悔しい思いをした方も沢山いたと思います。うちのチームでやったことを公開することで少しでも誰かの参考になればと思いこのnoteを書きました。僕も本気で皆さんと戦ったのだ、ということをちゃんとお伝えしたかったのです。