角野隼斗×原田慶太楼×東京交響楽団 ガーシュウィンin F
2024.8.24(土) 18:00開演 サントリーホール
第723回 東京交響楽団の定期演奏会。原田マエストロと角野隼斗がタッグを組むガーシュウィンのピアノ協奏曲と聞いたら何が何でも聴きたいと思いチケットを確保した。公演の2ヶ月きる頃にin F前日にカプースチンスペシャルナイトの告知があり、連日のサントリーホールだが、これまたレアなプログラムで幸いチケットを取ることができた。
7月14日、角野武道館から世界各国めぐり(アメリカシカゴ ラヴィニア音楽祭、ドイツ ラインガウ音楽祭(ピンチヒッターもあり×2)、スイス グシュタード音楽祭、イタリア パレルモ音楽祭)帰国した角野さん。たくさんの経験を経て少し日焼けして帰ってきた!久しぶりのホールでの演奏に期待高まる。前日の上野耕平さんとのカプースチンナイトがプログラムが贅沢で、盛り上がりMAXで大満足してしまったものだから、本日の定期演奏会(本来ならこちらがメインなのでしょうけど)の予習もあまりできず、気合が薄れてしまった感は否めない。
日本を奄美、九州から四国、近畿、東海へとゆっくり迷走する台風10号に翻弄されながら幸いホールにたどり着けた。チケットを取りながら断念された方々の無念を思うとやりきれないが、巡り合わせの奇跡に感謝してnoteを綴ろうと思う。
昨日のカプースチンスペシャルナイトの雰囲気と違って、落ち着いたホール内。P席は今日は空席だ。後半の合唱団の席なのだろう。開演前からカメラ撮影禁止のを手にしたスタッフさまが循環し緊張する。オーケストラの入場、続いてマエストロ。照明が落ち(昨日と違ってだいぶ暗い。手元のプログラムが読めない)、前説などもなく厳かに開演。
上田素生:儚い記憶は夢となって
夢を音楽にしたという作曲者上田さん。浮遊するようなモワッとした曲を想像していたので、大音量の始まりで度肝を抜かれた。コロコロと変わる場面転換を原田マエストロがオーバーアクション気味にオーケストラに伝えて引っ張ってゆく。ワルツがあったりキャッチーなメロディもありなかなかホール映えする曲だと思った。昨年初演で(山形交響楽団で原田マエストロ…とフォロワーさん情報)本日2度目とのこと。演奏後、客席で聴いていた上田さんが舞台に上がり盛大な拍手。喜びを爆発させる作曲者。プログラムの解説に1998年〜と。お若いのにすごい才能だ!!一旦袖にはけカーテンコールもありました。緊張の開演から一転和む。こういうのいいな。現代の作曲家さんの曲を演奏する機会、少しずつ増えるといいですね!下記、作曲者、上田素生さんのPost。
オケの下手半分の方々がハケてピアノが運び込まれる。と同時に上手からスタンドマイクが来てピアノの前に設置された。見渡す感じカメラはないのでPAかな。何かの収録あると泣いて喜ぶんですけどそういうお知らせはなかったですよね…?
ジョージ・ガーシュウィン:ピアノ協奏曲 ヘ調
マエストロが息を吸ってタクトをおろす。始まった!テンポ速い!!と思ったら木管のソロでテンポ落としてクールダウン。何これエロいー(泣)。しょっぱなから、ピアノ入る前から魅惑されてしまい脈拍が上がってしまう。オケの前座受けて角野さんのピアノがin…。静寂のサントリーホールにピアノのソロが響きわたる。聴衆全員が固まってしまう、魔法にかかる、そんな感じだった。これはヤバい。序盤の序盤で鳥肌が…。エモメロディから軽快な場面に移る前もピアノソロ、かなり長く演奏された。Jazzyなコード進行で、でも弾き方はクラシックスタイルで。自然な流れで奏でる即興は決して飽きることなく聴き入ってしまう。とウットリしてるとポンと本筋に戻ってきてそれをオケが見事にキャッチ。締めているのは原田マエストロ。1曲目ほどのオーバーアクションはないが、淡々としているようで要所要所は的確だ。軽快な場面はテンポ速めだけど縦の線はしっかり合ってるし、テンポの揺れもきて欲しい時にきてくれる、角野さんが気持ちよく弾いているのがわかる。実は第1楽章からうるってしまったんですワタクシ。1楽章のクライマックスもバシっと終わるじゃないですか。マエストロの動きと音が寸分の狂いもなくバシっと終わったもんだから思わず拍手。出ちゃうよね。すぐやんだけどマエストロ振り返ってにっこり。第2楽章トランペットのソロ、高音の美しさ低音のドスの効いた感じ。素晴らしかった。受けての木管の演奏もウットリ。角野さんのピアノの事忘れて聴き入ってしまった。から一転可愛らしいピアノが入って音楽が走り始める。バイオリンやフルートとピアノの掛け合い素敵だった…。2楽章もかなりの長さの即興ソロ入りました。何の不安もないというか、堂に入ったというか。かつてここサントリーで聴いた小曽根真さんの圧倒的なスター性(小曽根さん以外の時間が止まってしまうような感覚)を今日の角野さんには感じた…。ブルージーな泣ける旋律、哀愁漂うフルートで2楽章が終わる。第3楽章、始まった始まった!と思うと同時に感じるやだ終わっちゃう終わらないで…の気持ち。そんな気持ちと裏腹にどんどん曲は進んでゆく。ハイテンポでオケとピアノの掛け合いが楽しい。同音連打、ピアノもさることながら木管金管ブラボーだよねほんと。マエストロがときおり角野さんを覗き込む。目が合う。オケがピアノを感じて、ピアノがオケを感じて呼応しあう。こんなにも指揮者とオーケストラとソリストが一体になる事あるのか…。あれこれ何か特別な公演だっけ?追悼公演かなんかだっけ?そんな事を考えてしまうほどステージからの集中と気迫を感じて聴衆も呑み込まれてゆく。あー、オケの皆さんもこの(角野の)演奏はすごいぞ!と感じ今この瞬間を最高に楽しんでいるんだなぁ…と私は感じた。曲調が高揚して絶妙のタイミングでドラが入る。クライマックス、圧倒的な音量でピアノもオケも迫ってくる。感動の8810乗で幕を閉じた。
フライング気味の拍手。ブラボー。スタンディングオベーション。超感動だ!私も自然に立ってしまった。素晴らしい演奏を感動をありがとうございました。原田マエストロ、東響さま大好きになってしまった。2度ほどカーテンコールあり、最後はマエストロが拍手を煽る。煽る煽る(笑笑)。照れ笑いの角野さん座るかすわらないかのうちにソリストアンコールを始める(隼ぇーのよwww)
ムーンリバー…あ〜サントリーホールでこの曲を聴くことができるとは…(感涙)。角野さんは本当〜にアレンジが美しい。歌心がある、旋律が沁み込んでくる。間奏入れて2番って思ったらヘ調の協奏曲入ってきてクスッとなってしまう。転調しながら戻って壮大にそして最後はしっとりと。
はぁぁぁ。ため息と同時に盛大な拍手。ありがとうございましたー。確かマンシーニ生誕100年でしたね、
今年。ガーシュウィンから継がれるアメリカ音楽の系譜。映画音楽「ティファニーで朝食を」。ぜひ角野さんも継いで歴史を築いて頂きたいです!
休憩20分。胸いっぱいでちょっと1人で余韻に浸りたくてホールを出る。しとしと雨が降っていて、開場時に泣き出しそうな天気(ポツリポツリと降り始め)だった事を思い出す。ピンポイント時間差でも晴れ男なのか…神がかってるな…などとアホな事を考えつつPostした内容がこちら。
席に戻るとP席に東響コーラスがスタンバイしてた。同じ制服。女性:男性2:1くらい?4列(30席ほど)を埋めていたので100人以上はいるのかな。P席のボリュームがあるサントリーホールならではの圧巻な画で期待が高まる。
アルヴォ・ペルト:主よ、平和を与えたまえ
-混声合唱と管弦楽のための
この曲、私、当日朝予習で初見した時からすごく惹かれました。人の声が教会の鐘を鳴らす様に折り重なってハーモニーを紡ぎ出す。オーケストラが合唱に寄り添う感じ。映画のクライマックスとかにかかりそうな祈りの曲。これ書いてる時に初めてプログラムを読んでるけど、2004年7月にバルセロナで初演された曲なのですね。エストニア出身の作曲家さん(1935〜)の現代曲。前半のプログラムとの対比が鮮やか。一気に別世界へ誘われた。
フランシス・プーランク:グローリア FP177
前曲からアタッカで始まるグローリア。前の曲が鎮魂歌のような曲調だったので華やかな讃歌にパーっと開場が明るくなった気がした。原田マエストロ、指揮棒持たずに指のニュアンスで指示してる?飛んで跳ねて元気な印象が強い指揮者だったからこういう曲もなさるのね〜と意外でした。2曲目、合唱団が急に身体を揺らし動き出したのでビックリ(笑)。歌が始まるとピタッと止まってしまい思わず笑ってしまった。原田マエストロにやらされてる感(失敬)。ゴスペルのような演出効果を出したかったのかもね。3曲目でソリスト登場。ソプラノの熊木夕茉さん、美しかった…歌声にチカラがあり説得力があった。5曲目あたりになるとついウトウトとしてしまい…歌詞の内容がわかると聴き方も変わるのかな?(プログラムに書いてあるのを後で気づく。宗教曲だしアーメンしか言ってないよね笑)プーランクさま初めましてでした。生粋のパリジャン、ガーシュウィンと同世代。これからもよろしくです。6曲目フィナーレはソプラノとコーラスの掛け合い。一瞬の静寂の後ソプラノのソロ。祈りは天に届いただろうか。最後は葬送曲のような静かな終わり方で、声が途切れてもマエストロ動かない。…動かない。かなり余韻をとりました。
満場の拍手。ソリスト熊木さん嬉しそう。合唱指揮の根本さんもカーテンコールに呼ばれて、最後はマエストロ指揮台の上に立ち堂々たる一礼。華やかな方ですよね〜!原田さん!!オーケストラアンコールはなく終演となりました。MC全く入らず2時間弱の短いコンサートでしたが大満足。帰路道中はほとんど雨は降っておらず、折りたたみ傘で充分でした。ありがたや。(当日午前中は自宅近辺は線状降水帯に入りかなりの大雨降って、自宅沿線のJR止まってしまった経緯あり)
終演20時、早い時間だったのでフォロワーさんたちとおしゃべりしたい欲にかられつつ、でも天気も心配。連日のコンサートで家族にも顰蹙かっており即帰宅する事にした。帰りの電車で余韻に浸りながらこのnoteを書き始めた次第です。
原田マエストロ、私、3月の亀井さんのコンチェルト×2(ショパン&プロコイエフ)をみなとみらいで聴いているのだけど、何かもっと生で聴いてるよなー?と自分のPost遡ったら、サントリーホールでの演奏を聴いていたよ。2023年2月の菅野祐悟さん作曲の交響曲2番。他にも直接は聴いてないけど吉松隆さんのタルカスとか、東響子ども定期でも若手の作曲家さんを取り上げるなど、現代を生きる作曲家さんの楽曲を広める活動をしている。ラジオ(マエストロの長電話:NHK FM)などのお話も楽しいし、間違いなく今後のクラシック界を引っ張っていく指揮者ですよね。角野さんとの共演は2度目?にしてはシンクロがすごかったな。また是非共演して頂きたい。角野さんの良さ120%引き出してくださり本当に素晴らしいガーシュウィンだった。
さて、前日のカプースチンスペシャルナイトも素晴らしい演奏会で1本note書こうかな…と思っていたところだが、完全にin Fで心の熱さが上塗りされてしまい、1本完結する自信がないので、ここで番外編的に、記憶を記録として残させて頂きたい。完全に自分用ですね、すみません。
角野隼斗×上野耕平
カプースチンスペシャルナイト
8/30(金)19:00開演 サントリーホール
開演後まず角野さんと上野さんがマイクを持ってステージに上がられ場をあたためた。
角:こんにちは。天候の悪い中足を運んでくださりありがとうございます。
上:カプースチンの曲だけの演奏会、なかなか無い。スペシャルナイトですからね。台風が来ようが行くしかないですよね(会場笑い)。角野さんのカプースチンとの出会いは?
角:東大でピアノの会というのに入っていて、皆、
珍しい曲(マニアックな曲)弾くわけですよ。2017年頃にカプースチンを知って、面白いなーとハマってしまって、1曲仕上げるようになって…。この2番のコンチェルトは2週間前にイタリアの音楽祭で初めて演奏したのですが、本番定時に始まらず「今日は暑いし皆出足遅いよね」とか言っちゃってゆる〜く始まりゆる〜く終わる、そんな感じでした。上野さんの出会いは?
上:高校の時YouTubeで演奏動画見てて、それこそ今日角野さんがトリオで演奏する曲、フルートでなくサックスで演奏しているのがあって…すごい!!ってなって。でサクソフォン四重奏団Revで(結成11年になるんですけど)カプースチンのピアノ曲24のプレリュードをサクソフォンアレンジして全曲演奏するという…
角:ピアノは指10本ありますからね。
上:そうなんですよ。4人いるけど1人は1音しか出せませんしね。
上:サクソフォンのコンチェルトは2021年に初演して4回演奏してます。
角:すごい。カプースチンを広める活動してますねー!
上:角野さんは?
角:コンチェルト2番を演奏するのは日本では初めてとなります(角野さんが演奏するのがって事かな?)
上:おおぉー!では皆さん、最後までどうぞお楽しみください。
こんな感じだったと思う。
8つの演奏会用エチュード op.40
角野さんのソロで演奏開始。演奏会用エチュードより1番、7番、8番。サントリーホールでコンサートの1曲目に難なくこの曲を弾けちゃうのほんとに凄い!エチュード1番は確かクリスタルピアノコンクールで演奏して優勝し、2018年のラフォルジュルネで褒章として出演の機会を得た演奏会でも披露。楽しくリサイタルする様子を見た金子先生がピアニストとしての資質を感じPTNA特級を勧めた経緯があり、カプースチンはピアニスト角野隼斗の幹の1部と言ってもいいだろう。私の席は1階前方左ブロックの左端。でも背中、高音の右手、ペダリングは意外によく見えるお席だった。今日の演奏はそれでなくとも音数多いカプ曲を自由に装飾入れて演奏。見ていて超絶演奏につい笑ってしまった。YouTubeに上げてくれた1番プレリュードの1.2倍速くらいの爆速(笑)。間髪入れずに(拍手入れずに)7番、8番も一気に演奏。緊張してたのかなぁ。速いテンポでダーッと演奏されてしまい、サントリーホールの残響もあって、私(聴衆)がグルーヴを感じる余白がなく終わってしまい、自分的にはちょっと残念でした。演奏後のお辞儀も袖への去り方も忙しなく、もしかして巻いてた?!(笑)
24の前奏曲op.53(サクソフォーン四重奏版)
Revの皆さん初めまして!サクソフォン四重奏をコンサートホールで聴くのは初めて。24のプレリュードはカプースチン本人の演奏で予習してたけど、カルテット、まだ全然違った味わいがある。ピアノは主旋律内声、視覚的に捉えるのは難しいけど、4人の呼吸や音色でどんな音楽をそれぞれが鳴らしているのか見えてくる。本日は12番、9番、17番の順で演奏。さまざまな曲調を堪能でき嬉しい。ホールの壁近くで聴いてたけど、響きが豊かで美しく、至福の時間でした!パンフと一緒に貰った広告で、浜離宮で2025.1月にRevリサイタル。ラプソディ・イン・ブルーの世界初演ですと?!聴きたーい!!!
フルート、チェロとピアノのための三重奏曲op.86
この曲が私的にはとてもとても良かったのですよ。フルートの竹山愛さん、すらっとしてお綺麗でオーラあって。立位での演奏でしたが立ち姿がかっこいい!ジャズフルート寄りの逃がす空気多めの演奏に心を奪われました。チェロの笹沼樹さんは背が高くかてぃんさんが小さく見えてしまうほど。チェロの弾きはダイナミックで今日のカプースチンに合わせて演奏しているのでしょうがこれまたかっこいい!下手からの鑑賞でフルートの音が直で飛んでくる。チェロは正面から拝見する。角野さんは…フルートに隠れて見えないw、自席からはそんな位置関係でした。私、角野さんがリズム隊、伴奏に回る演奏もとても好きなんですよね!そして2楽章の美しい事!フルートとチェロが旋律を歌い装飾も含めたピアノが素晴らしかった。3楽章アレグロはお3方どんどんノリノリになって熱い演奏!ブラボーでした!!!これを聴けただけでも今日のコンサートに来た意味はあった。
メンバー限定動画だが、角野さんの2019年3月の演奏を置いておく
休憩10分で投稿した自分のPost
サクソフォーン協奏曲 op.50
上野耕平さん、ソリストとして再登場。堂々としたたたずまいにひとまわりもふたまわりも大きく見える。前半のアンニュイな旋律はエモーショナル。ビッグバンドのようなオーケストラとのセッションは、あり得ないほどの音数、吹きっぱなしの超絶技巧を顔を真っ赤にして演奏するお姿に感動ものでした。カーテンコールでピアニストの呼び出し。ん?!かてぃんさんじゃん(驚)!プログラムノートでピアノ入るのわかり音も聴こえてたけど自席からピアニストは全く見えずでした。ドラムセットはほんの少し。ベースやボンゴも見えず。これは2階席の方が楽しめたかもね。でも上野さんが肉眼ではっきり見えたのは嬉しかった!
ピアノ協奏曲 第2番 op.14
後日9/1(日)のかてぃんラボでお話くださったが、カプースチンがまだビッグバンドで活動していた頃、作品番号も若く初期の曲(1972年)。中期以降のねっとりとした雰囲気はなく、割とわかりやすく爽やかに疾走する曲とラボで解説くださった。ジャズ寄りの曲で聴きやすい!角野さんにマッチしてた!ピアノが前方に運ばれ弾き姿とドラムと指揮者がバッチリ1つの視界に入った。角野さんはリズミックに鍵盤を叩き、ドラムとシンクロ。楽しい楽しい!待ちの間は小さく指揮してるしノリノリだー!楽章終わりに拍手入る。第2楽章は3-2-3のリズムが心地よい。夜風を受けながらお酒を飲みたいような曲。メロディが美しくて、酔いしれちゃいますね!2楽章のラストはSNSでの感想でも話題になってたけど、高音のチャラン、素敵でした。3楽章、両手ユニゾンのジャズスケールのハノンみたいで楽しい。バックでドラムがたたみかけ金管が合いの手入れる。ここはジャズクラブか?と思ってしまう。すごく楽しそうに演奏されてた。大井マエストロもノリノリになってきて見ていて楽しい。いい曲なのでカプースチンのピアノコンチェルト、どんどん演奏されるといいなぁ。怒涛のテンポ、演奏で駆け抜ける!ついていく東響さんもすごい!ブラボーだった!!!
カーテンコールは撮影可であり、終演後postしたのがこちら。
そうそう、上の動画に至る前、角野さん何度目かのカーテンコールでソプラノサックス携えて出てきた時には仰天しちゃった。まさか吹くですか?…上野さんにお渡しだけでしたw。
最後に2人だけで出ていらして上野さんと角野さんのデュオでアンコール演奏。カプースチンの曲はシンプルにするとカプースチンじゃなくなっちゃう。複雑なハーモニーがカプースチンの真髄とのことで(9/1かてぃんラボより)アンコール曲はカプースチンではなく上野さん発案でした。山本菜摘さんのとても素敵な曲で、終演後に下記Postしたところリプライくださり嬉しかったです。
コンサートプログラムの楽曲解説は、カプースチンに関して2020年に角野さんが対談もした川上昌裕先生でした。このコンサートも聴きにいらしていたようで、翌日ブログがアップされました。2022年7月にカプースチンが亡くなり、クローズアップされる事も増えたでしょう。川上先生、ますますお忙しいですね!
最後に上野さんと角野さんの投稿を
2日に渡って東京交響楽団さんとピアノコンチェルト。カプースチンとガーシュウィンという割と近代の曲。東響さんとは2022年秋の子ども定期が初コンチェルト(ショスタコービッチ2番3楽章&角野隼斗作ティンカーランド)だったでしょうか…。題名のない音楽会ではガーシュウィンのラプソディ・イン・ブルーの弾き振りも東響さんでしたね。共演を重ねる毎に信頼関係が生まれ、だからこそ革新的なプログラムも実現してゆくのでしょう。今回聴いたガーシュウィンのピアノ協奏曲ヘ調は、歴史的名演といってもいいくらいの出来栄えだったと思います。このコンサートだけじゃもったいない!万人に聴いてもらいたい!(マジでニコ響で配信してくれないだろうか…お願い!)また東響さんとの共演が叶いますように!