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つねとは
2018年9月5日 08:13
それはそれは大きな山だった連なる山だった雲立ち昇る山だった海もあった大きな杜もあった深い緑の濃い空気透けた雲が溜まる上がる下がる車を降りた何も持たずにいや、お財布と携帯は持っていたいろいろな人がいる押し付けるような海風人は皆何故か清々しい顔をして風に負けていたむしろ少し楽しそうだった私だけが物陰に隠れ風を避けていた立ってみた出てみた母が嬉しそうにこっちをみている
2019年2月3日 06:02
ふたりがいた自転車でふたりのり坂をぐんぐんぐんぐん登っていくあ、眉間に皺が 自転車を止める脇の道をいく綺麗な銀杏並木晴れたいいいいお墓参り日和ひらけた場所それぞれが色々な人とそれぞれに色々なことをおひとついかがですか?あ、また眉間に皺が大丈夫ですありがとう君はずんずんずんずん進むずっと眉間に皺がお墓参りをしよう見た目はアパートだけどこれは
2019年6月20日 00:10
私は疲れている。今日もまた閉鎖された電車に乗り、仕事へ行く。時間どうりにすら動けない電車。人が溢れたせいだ。人が作り操るものすら、人によって乱れ制御できない。今日、地下鉄の窓に映る車内と、透けて見えるゴツゴツとした灰色、そこにモネをみた。私の目は良すぎた。良すぎる目は遠くをよく写す代わりに、近くを見ることに不向きだった。その目をもって、毎日小さな箱に乗り、目の前に人が立つことのス
2020年9月14日 20:29
始めてきた土地、駅のホームで一人本を読んでいます。全く知らないお寺や遺跡の名前になんとなく懐かしくなった。涼しくなった空気に充満する暑さの終わりの匂いがとても懐かしく、寂しくなります。本当に一人なわけではなく、ここで人を待っています。背の伸びきった草がこれからうなだれようとしています。自分の祖母の家の辺りよりは栄えているものの、自分の実家の辺りよりは何もない。久しぶりに着た長袖のシャツの中を
2021年1月26日 01:23
私は道から降りる時、おいしょと思います。そして道に上がる時、よいせと思います。それは、歩道から道路に降りる時も、スファルトの道から山道におりるときも、川原から川に降りる時もです。同じようにおいしょと思います。そしてまた、同じように、上がる時はよいせと思うのです。私はとりあえず冷蔵庫に溜め込みます。貰えるものは全てもらって、溜め込みます。人様の野菜の余りや、職場で残った