日陰メンタルの就活(曲紹介#2)
就活、大変ですよね。
仕事なんてできるかわからないのに「できます」と言い張らないといけない。日陰者で周りの様子を伺いながら「できそうなこと」をやってきた身からすると、「やってみなきゃわからないこと」に対して自信満々で語るなんてアレルギーが出そうになる。
「私はAという経験があって、Bという結果を残しました。だからCという面において御社で活躍できます」
って面接で話すと思うんですよ。これ、AとBとCってちゃんと考えたら全然違う話じゃね?って思ってしまうのが悪い癖。
しかも、就活ではAとBとCの一貫性が問われていたりするんだって。ちゃんと考えたら一貫性なんて無いんですよ。「Aという経験」を始めたきっかけだって、ただバイトの時給がいいとか、友達に誘われたからとか、しょーもない理由だったりするのに、あたかも大義があったかのように話さないといけない。そんな嘘つき大会の先にあるのはなんなんだろうって、悩んだりします。
一応私なりの答えは出ています。
嘘つき大会のその先にあるのは、他者との円滑なコミュニケーションです。就活をすると選んだ私たちの行く先は、会社員です。アーティストではありません。学者でもありません。
本当の自分の表現とか、世界の真理の到達とかを目標にしていないから就活という道を選んでいます。たとえ何となく周りに流されて就活をしている人も同じです。このような目標があったとしても、それで生活をしていこうとは思っていないから就活をしているのです。
就活を始めた時点でとっくに道を選んでいるんですよ。周りに決められたことだろうと、どんなバックグラウンドを持っていようと、どんな経緯で就活というステージに出ることを決めようと、上がったステージの上では一人前の就活生のフリしてやっていかないといけないんですよ。
僕はこの曲を聴いて、就活というステージに向かう気持ちを作っていました。
それではお聞きください。
Creepy Nutsで「スポットライト」
この曲聞くと、ステージに上がらないと何も始まらないと思えるし、ずっと私は私のステージの上を生きているんだという主役気分になれるんですよ。面接までの移動中によく聞いていました。
面接で話す内容が決まっていればあとは自信を身に纏うだけです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?